チャリティマッチ

2012トップリーグ オールスター「FOR ALLチャリティーマッチin 仙台」プレビュー

トップリーグのスター選手が仙台に集結
いわき、気仙沼、宮古で「復興支援キャラバン」も

25日、ユアテックスタジアム仙台で、2012トップリーグ オールスター「FOR ALLチャリティマッチ in 仙台」が行われる。
トップリーグのオールスター戦としては4回目となる今年は、選手間投票および監督推薦で選ばれた50人が「ヤング」、「シニア」に分かれて相まみえることに。
また、前日の24日には、チャリティマッチ会場となる宮城県仙台市以外でも、同県気仙沼市、福島県いわき市、岩手県宮古市で、キャプテン会議による「復興支援キャラバン」と名付けられたラグビークリニックが開催されている。

両チームのジャージ
昨年の3月11日に発生した東日本大震災から1年と2週間。
今年で4回目を迎えるトップリーグオールスターによるチャリティマッチは、ラグビー界からの「復興支援」を前面に押し出したものとなる。
チャリティマッチで得られた収益は基本的に復興支援のために寄付される予定であることはもちろん、何よりも「ラグビーを通して少しでも笑顔になってもらえれば」(廣瀬俊朗キャプテン会議代表=東芝ブレイブルーパスWTB)との思いを持って、ひとりひとりの選手たちが、"オールスター"の名に相応しいプレーを見せてくれるはずだ。

今年の試みで面白いのは、何と言ってもチーム分けだろう。
シニア対ヤング。
生年月日が1984年3月31日以前の選手が「シニアチーム」で、同日以降の誕生日の選手が「ヤングチーム」でプレーすることになる。
28歳以上の選手たちを「シニア」と呼ぶのも、逆に28歳未満の選手たちを「ヤング」と呼ぶのですら何となく抵抗はあるが、年齢で区切ったことで、興味深いコンビやライバルが誕生することになったのも事実ではある。

たとえば、FW第1列では、昨秋のW杯でもコンビを組んだHO堀江翔太(パナソニック ワイルドナイツ)とPR畠山健介(サントリーサンゴリアス)は「ヤングチーム」になり、一方、PR平島久照(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)は「シニアチーム」に回る。
新たに発表されたエディー・ジョーンズヘッドコーチ体制の日本代表では、畠山は本来の「3番」ではなく「1番」でメンバー入りしたのに対し、平島は「バックアップメンバー」としての位置づけにとどまった事情もあり、この2人の直接対決は見逃せないものになりそうだ。

もちろん、「シニアチーム」の最年長は今季のレギュラーシーズンでは2試合連続で最年長トライ記録を更新するなど、圧倒的な存在感を見せた41歳のFB松田努(東芝ブレイブルーパス)だが、かつて9年前の豪州W杯でジャパンのポジションを争うかっこうだった栗原徹(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス=33歳)との“熟成バックスリー"コンビが見られる可能性があるのも、年齢別によるチーム構成ならでは。
もちろん、年齢別になることによって、同じチーム同士の選手が直接対峙することにもなる。
たとえば、東芝の「ヤング」なFLマイケル・リーチとNO8豊田真人が、同じく東芝の「シニア」なLOコンビ、望月雄太、大野均にどう挑むのかなど、年齢別チームゆえに楽しめる要素がいっぱいなのだ。

宮古でのクリニックには釜石SWも

そんな「シニア」および「ヤング」チームの主将を務めるのは、大野均(シニア)と畠山健介(ヤング)。
それぞれ、福島県、宮城県の出身であり、少なからず、周りが震災による被害を受けている状況もあり、特別な思いを持ってのオールスターとなる。
2月8日に行われた、2012トップリーグ オールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 仙台」概要発表記者会見では、それぞれ以下のような熱い気持ちを語ってくれてもいる。
「自分たちが熱い試合を繰り広げることによって、被災地の方が一瞬でも不安を忘れることができればと思っておりますし、選手としてそれが責任だと考えています」(大野)
「献身的で激しく、そして元気なプレーをお見せすることで地元の方たち、地元のスクール生たちに『けんすけ先輩が頑張っているから自分たちも頑張ろう』と思ってくれればという思いで当日は挑みたい」(畠山)

オールスター戦前日の24日には、仙台のみならず、宮城県気仙沼市、岩手県宮古市、福島県いわき市で、「FOR ALL 復興支援キャラバン」と銘打たれたラグビークリニックも行われている。
トップリーグ所属メンバーの他、宮古市でのクリニックには釜石シーウェイブスの選手も参加してくれている。
オールスター戦の「ヤング」も「シニア」も、そしてクリニックに参加してくれる選手も、廣瀬キャプテンの言う「ラグビーを通して少しでも笑顔になってもらえれば」という気持ちでいるのは、みんな同じだろう。
それこそが、ラグビーというスポーツが持つ素晴らしさであることは間違いないのだから。(2012.3.24)

text by Kenji Demura

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