TOP LEAGUETOP LEAGUE OFFICIAL SITE
TOP > ニュース > 2012トップリーグ オールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 仙台」概要発表記者会見レポート TOP LEAGUE LOGO
CONTENTS
ニュース
試合予定/結果
順位
成績
表彰
チームプロフィール
選手プロフィール
トップリーグについて
会場地図
チケット情報
ニュース
2012トップリーグ オールスター「FOR ALLチャリティーマッチ in 仙台」概要発表記者会見レポート

2月8日(水)、仙台市役所にて2012トップリーグ オールスター「FOR ALLチャリティーマッチin 仙台」概要発表記者会見を行いました。記者会見には、キャプテン会議代表の廣瀬俊朗選手(東芝ブレイブルーパス)をはじめ、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市出身の畠山健介選手(サントリーサンゴリアス)と福島県郡山市出身の大野均選手(東芝ブレイブルーパス)も出席し、仙台開催に向けた、想いを語っていただきました。各登壇者のコメントを紹介します。

◎仙台市代表挨拶 仙台市 伊藤 敬幹副市長

今回、仙台市のユアテックスタジアム仙台にて、日本を代表するトップリーグ選手たちが集るチャリティーマッチを開催することについて、非常にありがたく感じています。震災以降、スポーツまたはスポーツ選手が与える感動が、子どもたちをはじめ被災地の皆さんを非常に元気にさせてくれる、力を与えてくれるということはお分かりだと思います。スポーツによる復興というのは、私たち仙台市は心強く思っています。しかも、日本を代表するトップリーグ選手たちの試合を、東北地方で見られるということはなかなかできることではございません。こういう貴重な機会をつくっていただいたことを嬉しく思っておりますし、こういった観点から仙台市も共催という形で一役かわせていただいた次第です。
震災から、もう少しで1年になります。大会開催が行われる3月25日(日)には1年が過ぎた復興元年になりますけれども、復興に邁進している中で、こういったビッグなイベントが開催されることを嬉しく思います。トップリーグ選手たちの頑張りが、市民により大きな元気と前に進む力を与えてくれればと思います。
特にラグビーは、ボールを持って前に進むスポーツです。仙台市は、「共に前へ」を標語にしております。まさに、ラグビーが持っている「前へ」というメッセージと通じるものがあると思っています。

◎開催地代表挨拶 宮城県ラグビーフットボール協会 菊地 祐一理事長

宮城県協会としては、当初よりこのチャリティーマッチについてはぜひ宮城県で開催したいという思いは強く持っておりました。震災以降、様々なスポーツ大会の中止が相次ぐなど様々な問題はありましたが、何とか今回、本大会が開催できることになり、今は本当に身の引き締まる思いです。
ラグビーは、震災を受け復興に向けて前に進もうとしている地元の人たちに、少しでも元気や勇気などのメッセージをお伝えできるスポーツだと思います。
3月24日には被災地でキャプテン会議の方がラグビークリニックを開催してくださるということで、子どもたちが遊べる場所、元気に運動できる場所を提供してくれるということは、我々被災した親にとっても、大変ありがたく感じています。そういった意味でも、多くの方にチャリティーマッチを見てもらいたいと考えておりますし、宮城県協会としては、全力をかけてこの大会に挑んでいきたいと思っております。
最後になりましたが、震災以降、ラグビー関係者をはじめ多くの方々から宮城県協会に支援を賜りました。本当にありがたく感じています。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

◎キャプテン会議代表挨拶 東芝ブレイブルーパス 廣瀬 俊朗選手

震災から11ヶ月が経とうとしていますが、今回の震災でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますと共に、いまだ被災されて大変な状況になる方々のお見舞いを申し上げます。
そんな大変な状況の中で、仙台市の方々、宮城県協会の皆さまには、チャリティーマッチ開催という機会をいただけることになり、本当に感謝申し上げます。
今回でチャリティーマッチは4回目となります。今回は復興支援を目的に、前日に被災地の岩手県、宮城県、福島県に訪れてラグビー教室を行い、当日は被災地の子どもたちを大会に招待して、ラグビーを通じて少しでも笑顔に触れることができたらと思います。
私は、大阪出身で阪神大震災を経験しましたが、今回の震災では本当に大変だったことと思います。その中で皆さんは今、復興に向けて前を向いていらっしゃいます。今回のチャリティーマッチでは、復興に向かう皆さんの笑顔に、少しでも近づければと思っています。
今年は、選手ひとりひとりが気持ちを持って戦いたいと思っていますし、来ていただいた皆さんがまた明日から頑張っていこうと思えるような大会にしたいと思います。

◎選手代表(宮城県気仙沼市出身) サントリーサンゴリアス 畠山 健介選手

地元の仙台市での大会開催にあたって、仙台市の方々、宮城県協会の方々をはじめ、大会開催にご尽力いただいたすべての関係者の方々に改めて感謝を申し上げます。
私の実家は、震災で大きな被害を受けまして、私の家族だけではなく、同じ小学校、中学校、地元の仲間も大きな被害を受けました。その中でも、何とか今日に至るまで一緒に頑張ろうとやってきました。
トップリーグ第3節のサントリーサンゴリアスvs NTTコミュニケーションズの仙台開催では、観客席を見ると私がOBである、地元「鹿折ラグビースクール」の子どもたちが応援に来てくれていて、横断幕に「けんすけ先輩ありがとう」という文字が書かれているのを見て、本当に心に染みると申しますか、本当に地元の温かみを感じました。
今回、チャリティーマッチが仙台で開催させていただけるというで、私たちにできることは大会を盛り上げる最高のプレーを一人でも多くの方にお見せするということだと思います。私は、PR(プロップ)というポジションで、なかなか目立つようなポジションではありませんし、華麗なキックもパスもお見せすることができないのですが、献身的で激しく、そして元気なプレーをお見せすることで地元の方たち、地元のスクール生たちに「けんすけ先輩が頑張っているから自分たちも頑張ろう」と思ってくれればという思いで当日は挑みたいと思います。

◎選手代表(福島県郡山市出身) 東芝ブレイブルーパス 大野 均選手

今回の大会開催にあたり、ご尽力をいただきました方々に御礼申し上げます。
私は、大学からラグビーをはじめ、日本大学の工学部に所属しておりました。東北地区大学リーグで4年間、戦っておりました。今回、東北の中心となる仙台で大会が開催できるということで、現役選手として本当に嬉しく思っていると同時に、大きな責任を感じております。
私は、福島県出身ということで、今回の震災で原発の被害が取り上げてられておりますが、地元の方たちは、元の生活にいつ戻れるか、という先の見えないことへの不安と戦っていると思います。今回の大会では、福島県の方々も見にきてくれると思っていますので、自分たちが熱い試合を繰り広げることによって、その不安を一瞬でも忘れることができればと思っておりますし、選手としてそれが責任だと考えていますので、その日に向けてしっかりと準備をして大会を迎えたいと思っております。



2012年2月14日

TOP-LEAGUE.JP

本サービスの全てのページは、著作権により保護されています。
本サービスに含まれている全ての著作物を、著作権者の事前の許可無しに複製、変更することは禁じられております。
2003-2011 Copyright (財)日本ラグビーフットボール協会 All rights reserved.

TOP サイトマップ 関連リンク お問い合わせ