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日本IBMビッグブルー 56-24 九州電力キューデンヴォルテクス
(week5/2008年10月19日 at神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場)
5節を迎えた今シーズン未勝利の、これまで平均得点10点台の両チーム、なんとかして初勝利をめざしキックオフされた。
開始早々に日本IBMビッグブルー(以下IBMと略す)はPGで幸先良い出足。7分にもPG成功し、その後、外国人選手の突破力とFWの縦への繋ぎで19分、34分、37分にトライ。一方、九州電力キューデンヴォルテクス(以下九電と略す)は、14分ラック連取からトライ。前半、26対7、IBMリードで終了。
後半開始まもなく、IBMのキックチャージからチャンスを掴んだ九電がトライ。7分にもPGでIBMを追い上げる展開となった。しかし、IBMは相手反則を確実にPGで加点し、さらに九電のパスミスに乗じて終了間際に2トライを追加。九電を振り切り56対24で今季初勝利した。折角のチャンスを反則で相手にPGチャンスを与えた九電の初勝利は遠い。
九電自陣22M付近の反則を落ち着いて、確実に得点に結びつけたIBM高選手がマン・オブ・ザ・マッチに選出。
終始激しい当たりを繰り返したゲームだったが、パスやキックの精度が勝敗を分けたといっても過言ではない。それにしても競技規則10条関連反則で両チームあわせて3名のシンビンを出した後味の悪いゲームとなった。(長井 勉)
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神田監督(左)、中村キャプテン
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◎九州電力キューデンヴォルテクス
○神田識二朗監督 「今日のゲームは反則が多かった。前半タックルが甘く、流れを最後まで変えられなかった。九州よりたくさんの応援があったが、勝つことができなくて残念だった」
○中村嘉宏キャプテン
「勝ちたかった! 選手として反省している」
──リード差をどのくらいまでと考えていたか?
○神田監督
「ペナルティーの範囲内であればと予測していたが、それを超えてしまった」
──試合結果をどう考えるか?
○神田監督
「今日の試合の反省を含めてチームを立て直したい」
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安藤ヘッドコーチ(右)、高キャプテン
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マン・オブ・ザ・マッチ、高キャプテン
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◎日本IBMビッグブルー
○安藤裕樹ヘッドコーチ 「ファンに感謝したい。今年度1勝してほっとしている。振り返ると九電のペナルティーで得点したが、練習していたようにはいかなかった。受けてはいなかったが、後半得点を取れてよかった」
○高忠伸キャプテン
「勝ててよかった。(マン・オブ・ザ・マッチについては)横浜出身ということで、甘くしていただいたと思っている(笑)」
──前半順調に得点を伸ばし、セイフティーリードと考えたか?
○高キャプテン
「そうは思わなかった」
──前半と後半で作戦を変えていく指示はあったのか?
○安藤ヘッドコーチ
「前半ミスがあって、また後半もかなり得点を許したが、80分間のマネージメントを考えてやらないと厳しい」
──PGを狙った理由は何か?
○高キャプテン
「トライを取りにいきたいという選手もいたが、九電に1ポイントも与えたくなかったのでPGを選んだ」
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