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後半節に向けて。監督・ヘッドコーチが意気込みを語る‥‥part 2

10月30日(日)をもって前半節を終えたトップリーグは、いよいよ12月3日(土)から後半節をスタートさせます。11月の1ヶ月間、キャンプ・練習試合をこなしながら、チーム力の増強、戦術などの調整を行ってきた各チームが、後半節からどんな戦い方をみせてくれるのか楽しみなところ。トップリーグ全12チームの監督・ヘッドコーチに、その意気込みをききました。(五十音順)
part 1   part 2
NECグリーンロケッツクボタスピアーズ神戸製鋼コベルコスティーラーズサントリーサンゴリアス三洋電機ワイルドナイツセコムラガッツ 東芝府中ブレイブルーパストヨタ自動車ヴェルブリッツ福岡サニックスブルースヤマハ発動機ジュビロリコーブラックラムズワールド ファイティングブル

東芝府中ブレイブルーパス 前半節(第7節まで)成績/2位(勝ち点:26) 東芝府中ブレイブルーパス
監督 薫田真広 Masahiro Kunda
●前半節(第7節まで)の総括 怪我人が多くチームとして機能できなかったのも事実ですが、どこか東芝らしさが欠けている前半節であったように感じております。このリーグ中断時期で、もう一度『東芝らしさ』を取り戻し、後節では、ダイナミックで迫力のある東芝ラグビーを展開させたいと思います。
●前半節(第7節まで)のベストゲーム 該当無し。後半節では毎試合をベストゲームと言えるように精進していきたいと思います。
●ヘッドコーチからみたチームいち押し選手 SIONE KEPU シオネ・ケプ。
●後半節(第8節〜12節)に向けての意気込み 後半節は、『東芝らしさ』を全面に出し、ラグビーの原点である闘争・格闘といった部分に拘り、リーグ連覇を目指したいと思います。

トヨタ自動車ヴェルブリッツ 前半節(第7節まで)成績/3位(勝ち点:22) トヨタ自動車ヴェルブリッツ
監督 朽木英次 Eiji Kutsuki
●前半節(第7節まで)の総括 今シーズンは、各チームともディフェンス能力が向上し、得失点が少ない試合が多くなり、点数的にも競った試合が多くなりました。4トライ以上取って勝利したチームは、全36試合中22試合(約60%)と数字でも実証されています。したがって勝敗もさることながら、ポイント獲得が順位に影響を与えている結果となっています。この傾向は後半戦に向けてますます拡大していくと予測しています。トヨタは、得点能力こそ上位に位置しているものの、失点(失トライ)が多く、ディフェンス(タックル力)向上が後半戦を戦う上での課題だと認識しています。
●前半節(第7節まで)のベストゲーム ベストと言える試合はありませんでしたが、リコー戦は比較的トヨタらしい戦い方ができたと思います。
●ヘッドコーチからみたチームいち押し選手 得点能力の高い選手はFBのアイイ、セコベの両外人バックス。抜群の強さを見せるのはFWトロイ。信頼感という視点では広瀬、難波両ベテラン。
●後半節(第8節〜12節)に向けての意気込み 後半戦はクボタからスタートし、三洋、東芝と上位のチームとの対戦となりますが、先を見ずに一戦必勝で挑んでいきたいと思います。

福岡サニックスブルース 前半節(第7節まで)成績/12位(勝ち点:1) 福岡サニックスブルース
監督 藤井雄一郎 Yuichiro Fujii
●前半節(第7節まで)の総括 前半戦は、トップリーグと下部リーグの差(ブレイクダウンでの仕事量やゲームコントロール)が出ました。しかし、私たちは、それを否定的に受け止めてはいません。あくまでも、この2ヶ月間の経験が、一年間のブランクを埋めるため、必要な期間だったと認識しています。
●前半節(第7節まで)のベストゲーム なし。
●ヘッドコーチからみたチームいち押し選手 西端要/松尾博文。
●後半節(第8節〜12節)に向けての意気込み ブレイク中の11月に、選手、スタッフ全員で、厳しい練習に取り組んできました。後半戦は、一波乱起こします。

ヤマハ発動機ジュビロ 前半節(第7節まで)成績/5位(勝ち点:21) ヤマハ発動機ジュビロ
ヘッドコーチ 佐野順 Jun Sano
●前半節(第7節まで)の総括 前半戦に2連敗したが、幸いにして、その後の2試合で立ち直ることができました。やはり、その敗戦から学んだことを、しっかりと修正できたのが大きいと考えています。11月も、そこから学んだことを、さらに修復し、強化し、じっくり取り組めた良い1ヶ月となりました。12月がとても楽しみです。
●前半節(第7節まで)のベストゲーム サントリーサンゴリアス戦(第6節 10月23日(日) 近鉄花園ラグビー場)
●ヘッドコーチからみたチームいち押し選手 やはり、大田尾(スタンドオフ)が復帰できるのが大きく、彼が入ることで他の選手に様々なポジションを与えることができ、オプションが増えます。特に外国人選手の起用に幅ができるのが嬉しいところです。また、けが人が多いのですが、それが若手選手にチャンスを与える機会になり、守屋(センター)、仲谷(プロップ)、石神(ロック)、辻井(ウイング)が急成長している。ベテラン勢を脅かす存在になり、チームの雰囲気は競争心に満ちて、非常に良い状況です。12月が本当に楽しみです。
●後半節(第8節〜12節)に向けての意気込み 5戦ともすべて強豪が相手になるので、すべてチャレンジャーの気持ちで挑みます。我々の持つ強みを最大限に出して、1戦1戦を大切に戦いたいと思います。

リコーブラックラムズ 前半節(第7節まで)成績/10位(勝ち点:8) リコーブラックラムズ
ヘッドコーチ ティム・レーン Tim Lane
●前半節(第7節まで)の総括 初戦以降はトップ5との対戦カードであったため厳しい前半戦となりました。NEC戦では、セットピース(ラインアウト)での問題が起き、リコーの良い試合運びができませんでしたが、FWの努力により、ヤマハ戦では良い結果となりました。東芝戦では、東芝FWの強さに、トヨタ戦では、リコーのディフェンス面で残念な結果となってしまいました。三洋戦では、大切な場面でターンオーバーされたことが敗因となりました。
●前半節(第7節まで)のベストゲーム ヤマハ発動機ジュビロ戦(第3節 10月2日(日) ヤマハスタジアム)。(上記記載の通り)前節(NEC戦)の反省から、FWが努力し良い結果となりました。
●ヘッドコーチからみたチームいち押し選手 河野好光/伊藤鐘史。
●後半節(第8節〜12節)に向けての意気込み アタックとディフェンス面で普段の練習で努力することと、後半戦の対戦相手に対して、ポジティブな攻めるラグビーをしたいと考えております。

ワールド ファイティングブル 前半節(第7節まで)成績/8位(勝ち点:11) ワールド ファイティングブル
ヘッドコーチ デス・キッサーン Des Kissane
●前半節(第7節まで)の総括 前半6試合でのチームのパフォーマンスは、十分トップチームと張り合える実力を見せてチャレンジできたことは、幸せに思っている。ボールの支配は前のシーズンより良くなったし、セットプレイは向上した。全体のチームスキルは良くなったし、試合についての理解力は増し、戦略も素晴らしく進歩した。トップリーグのレベル自体が上がってきており、競争も熾烈になっているので、各チームもレベルを上げるために努力しなければならない。
●前半節(第7節まで)のベストゲーム トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦(第2節 9月24日(土) 近鉄花園ラグビー場)。最も決まりごとに忠実に、しかも攻撃的なパフォーマンスができた試合だった。
●ヘッドコーチからみたチームいち押し選手 田中正純は一貫して高いレベルのパフォーマンスを続けている。
●後半節(第8節〜12節)に向けての意気込み トップ8に進むためには、後半の3試合は非常に大事で、良いプレイをしなければならない。



2005年11月30日

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