開催日	Kick Off	Host		Visitor	会場
10/5(金)	19:30	NECグリーンロケッツ	21-38	パナソニック ワイルドナイツ	秩父宮
10/6(土)	12:00	キヤノンイーグルス	34-5	九州電力キューデンヴォルテクス	盛岡南
10/6(土)	12:00	リコーブラックラムズ	50-17	福岡サニックスブルース	秩父宮
10/6(土)	12:00	ヤマハ発動機ジュビロ	13-33	神戸製鋼コベルコスティーラーズ	近鉄花園
10/6(土)	14:00	東芝ブレイブルーパス	21-29	トヨタ自動車ヴェルブリッツ	盛岡南
10/6(土)	14:00	NTTコミュニケーションズシャイニングアークス	23-15	NTTドコモレッドハリケーンズ	秩父宮
10/6(土)	14:00	近鉄ライナーズ	24-49	サントリーサンゴリアス	近鉄花園

［10月6日］6日、トップリーグ第5節6試合が行われた

近鉄花園ラグビー場の開幕ゲームとなったヤマハ発動機ジュビロ-神戸製鋼コベルコスティーラーズの一戦は、セットプレー、ブレイクダウンのFW戦で優位に立った神戸製鋼が33-13で快勝。前半14分にCTBジャック・フーリー、同36分にはFLジョシュ・ブラッキーがそれぞれトライを記録するなど、外国人選手たちの活躍も目立った。

続く2試合目は王者サントリーサンゴリアスが近鉄ライナーズから6トライを奪って49-24で貫禄勝ち。地元・花園での今季初の試合に気合い十分の近鉄だったが、攻め込みながらのミスが響くかたちで、要所要所でサントリーにトライを重ねられた。

岩手・盛岡南公園球技場での"みちのくシリーズ"では前節でパナソニック ワイルドナイツに快勝した昨季3位の東芝ブレイブルーパスが同10位のトヨタ自動車ヴェルブリッツに21-29で敗れる小波乱。同じく盛岡の"昇格組ダービー"はキヤノンイーグルスが九州電力キューデンヴォルテクスに34-5で快勝した。

今季初めてデーゲームが行われた東京・秩父宮ラグビー場では、福岡サニックスブルースから計7トライを奪う破壊力を披露したリコーブラックラムズが今季初白星。続く"NTTダービー"は、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスがトライ数では下回ったものの、後半3PGを重ねたSO君島良夫のプレースキック力もあって、23-15でNTTドコモレッドハリケーンズを振り切り、3勝目を挙げた。

第5節を終わり、サントリーが勝ち点25で単独首位をキープ。無敗を守った神戸製鋼が勝ち点20で2位に浮上し、3、4位には共に今季初黒星を喫した東芝とヤマハ発動機が勝ち点18で並ぶ展開となっている。

前半14分にトライを奪うなど、攻守に圧倒的な存在感を見せて神戸製鋼の快勝の立役者となったCTBフーリー photo by Kenji Demura (RJP)

自身今季初となるハットトリックを記録し、調子が上がってきていることをアピールしたサントリーWTB小野澤 photo by Kenji Demura (RJP)

（text by Kenji Demura）

［10月5日］NECグリーンロケッツ 21-38 パナソニック ワイルドナイツ

5日、東京・秩父宮ラグビー場でNECグリーンロケッツ-パナソニック ワイルドナイツ戦が行われ、FW戦で優位に立ったパナソニックが前半20分のSHイーリ ニコラスの先制トライを皮切りに計5トライを奪い38-21で快勝した。

注目のCTBソニー ビル・ウィリアムズも前半32分の西原忠佑のトライを生み出す突破を見せ、後半11分にも得意のオフロードパスでWTB山田章仁のトライにつなげるなど活躍。「チームメイトとのコンビネーションもフレンドシップも進歩した」と本人が語るとおり、まわりの選手との連携が良くなっていることを証明してみせた。

一方、前半20分間こそ粘りのディフェンスで得点を許さなかったNECだが、FWがセットプレー、ブレイクダウンでも後手に回るシーンが多く、終盤2トライを重ねたものの焼け石に水。WTBネマニ・ナドロもノートライに終わり、最多トライ対決も山田に軍配が上がるかっこうとなった。

前半32分、パナソニックはCTBウィリアムズの突破からFL西原（左端）が先制トライを奪う photo by Kenji Demura (RJP)

（text by Kenji Demura）