豊田自動織機シャトルズ 26-31 コカ・コーラウエストレッドスパークス
【week12/2010年12月25日(土) at 愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】
|
冷たい風が強く吹く中、コカ・コーラウエストのキックオフで始まった。前半開始早々にコカ・コーラウエストは12番のティム・ベイトマンが豊田自動織機のディフェンスラインを突破しノーホイッスルトライをあげた。ゴールも決まりコーラが7点を先制する。
一方、前半10分に豊田自動織機も反撃をする。FWとBKが一体となりライン攻撃をすると連続してゲインラインを突破し、最後は8番の斉藤が右中間にトライをあげた。ゴールは外れるが7-5と追い上げる。風下に立った豊田自動織機はキックをあまり活用せず、自陣から積極的に展開するがコーラが突破を許さない。すると豊田自動織機のミスからコカ・コーラウエスト8番の豊田が中央にトライをし突き放す。その後も風上のコカ・コーラウエストが優位に試合を運び、2トライを加え28-5で前半戦を制した。
後半は風上の豊田自動織機が猛攻。後半1分に織機10番のマリー・ウィリアムスがゴール直前まで運ぶがトライを取りきれなかった。後半5分、豊田自動織機は敵陣5mスクラムからサイド攻撃を仕掛け連続ラックからインゴールに飛び込みトライを返す。さらに後半9分にも豊田自動織機3番の上田が中央に飛び込み28-19と差を詰める。その後、しばらくゲームは硬直するが後半25分に豊田自動織機が自陣で痛恨のペナルティをしてしまう。コカ・コーラウエストがペナルティゴールを決め3点を返し31-19となる。このままノーサイドと思われた後半40分に豊田自動織機15番の大門が意地のトライをあげ31-26でノーサイド。コカ・コーラウエストが接戦を制した。(植村元統)
|
|
◎豊田自動織機シャトルズ
○田村誠監督 「チームは毎試合ごとに成長しており頼もしく感じる。今日のゲームはコーラの前半の集中力に負けてしまった。後半のスコア(豊田自動織機 21-3 コカ・コーラウエスト)には手応えを感じている。トップリーグでは次の試合、次のシーズンに繋がる貴重な経験ができている」
○吉田正明キャプテン 「前半の開始早々にトライを取られたことがもったいない。後半に取り返したことはチームの自信になる。後半できたことを前半からやらなければならなかった。後半は風上だったがエリアを上手く獲得できなかった」
|
◎コカ・コーラウエストレッドスパークス
○向井昭吾監督 「前半は思い通りの試合運びができて満足している。後半、風下に立ったときの戦い方に課題がある。まだまだ若いチームなので、しっかり反省して次に活かしていきたい。ディフェンスでは規律をしっかり守り、最後まで諦めずに追いかける意識が成長している」
○豊田将万キャプテン
「先制したいと思っていたので、開始早々にトライが取れたことが良かった。後半のように風下に立ちピンチが多くあるときに、どのように守りエリアマネジメントするかが課題である。力と力の勝負では負けてしまうので自分達が優位に戦えるような戦略が必要」
|