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トヨタ自動車ヴェルブリッツ 54-17 NECグリーンロケッツ
【week11/2010年12月18日(土) at 滋賀・皇子山総合運動公園陸上競技場】
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前節、豊田自動織機シャトルズに快勝し勢いにのるトヨタ自動車ヴェルブリッツと、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦後半ロスタイムで逆転を喫したNECグリーンロケッツの一戦。
NECのキックオフで開始された前半戦、先手を取ったのはNEC。2分、ゴール前のラックからモールを押し込んでNo8土佐がトライし、ゴールも決まり0-7と先制。10分、トヨタもSO10 アイイがペナルティゴールを成功させ、3-7と点差を縮めた。しかし18分NECもSO10 ロビンスが確実にペナルティゴールを決めて、3-10とその差を再び引き離した。この後、トヨタ自動車が34分にゴール前ラインアウトからモールを押し込んで6番 ホップグッドがトライし、8-10と迫った。NECはトヨタ自動車の攻撃を好ディフェンスで凌ぎきり前半を終了した。
後半は7分、相手のシンビンに繋がる反則から、トヨタ自動車10番 アイイがペナルティゴールを決めて11-10と逆転した。その後9分自陣10mから相手のパスをインターセプトした10番 アイイがそのまま走りきり中央にトライ、ゴールも成功し18-10と点差を広げて勢いにのり流れを一気に引き寄せた。
後半にNECの動きが悪くなり、前半のようなディフェンスが見られなくなったのが残念であった。NECは28分にゴール前ラックから20番 釜池がトライして17-37としたがトヨタ自動車のプレーは切れることなく、35分10番 アイイ今日2度目のインターセプトで40m独走してトライ。終了間際の38分にもアイイが三度目のインターセプトからのとどめのトライを奪い、54-17でトヨタ自動車が勝利を飾った。
トヨタ自動車は9勝2敗で勝ち点を45とし、好調ぶりがうかがえた。一方NECは5勝6敗で勝ち点22のまま、今日の試合でも後半の失速が気になるところであった。
マン・オブ・ザ・マッチには、3インターセプトで勝利に貢献した10番 アイイが選ばれた。
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岡村ヘッドコーチ(左)、ラトゥ キャプテン
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◎NECグリーンロケッツ
○岡村要ヘッドコーチ 「ペナルティとよいプレーが紙一重の差であった。ペナルティやシンビン、さらにはインターセプトで流れを失ってしまったのが残念。前半のいい雰囲気を継続できるような準備をして残り2試合に臨みたい」
○ニリ・ラトゥ主将 「前半は先制できたことからもわかるとおり、ディフェンスでプレッシャーをかけることができ、ほぼプラン通りの展開にできた。
残念ながら、後半はペナルティの多さと疲れ、それとシンビンもありリズムがつかめないままトヨタを波に乗せてしまった。
試合に対する準備は万全であったので残念。あと2試合必ず立て直したい」
──後半のアイイのインターセプトからのトライはショックだった?
「自軍にはいいシステムがあり、インターセプトで流れが向こうにいってしまったとは思っていない」
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朽木監督(左)、中山キャプテン
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◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ
○朽木泰博監督 「前節の豊田織機戦での課題であった前半の入り方についてはクリアになったという感じではないが、後半は思い切って攻めてトヨタの形にできた。
残り2試合さらに練習を積み重ねて臨みたい」
○中山義孝主将 「前半の入りは修正し切れなかった。NECの重いモールを受けた状態のまま前半を終わってしまった。相手は反則でフラストレーションがたまり冷静さを欠いた。自分たちの強みを出せる環境を作っていけるようにすべき」
──インターセプトが大量得点に繋がった?
「相手が攻撃をうまくコントロールできなくなり、苦し紛れのパスがインターセプトという結果に繋がったと思っている」
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