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サントリーサンゴリアス 57-13 近鉄ライナーズ
【week9/2010年12月5日(日) at 京都・西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場】
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試合前、先日不慮の死を遂げられたサントリーのフィジカルセラピスト山本和宏氏へ黙祷を捧げた。近鉄のキックオフで試合は開始された。開始早々からサントリーの猛攻が続き3分にPGをCTBニコラスが決め3対0、14分にSOピシがトライ、ゴールをCTBニコラスが決め、10対0とした。途中16分に近鉄FB高にペナルティゴールを許し10対3となるものの、サントリーの攻勢は続き、19分にCTB平が、21分にFL佐々木がトライ、両方ともCTBニコラスがゴールを決め24対3とすると、このまま勝敗の大勢が決まるかに見えた。しかし、その後近鉄もよく耐え、35分にFLタウファがトライ、FB高がゴールを決め24対10とすると一気に近鉄が攻勢に転じる。39分に再び近鉄FB高がペナルティゴールを決め24対13として前半を終了した。
後半も、開始直後から前半の雰囲気を引きずるかのように近鉄の攻勢は続いたが、9分にサントリーSOピシがトライ、ゴールをCTBニコラスが決め31対13とすると、地力の差か、17分WTB長友がトライし36対13、32分WTB小野澤がトライ、長友に代わったWTBヒューワットがゴールを決め43対13、36分WTB小野澤がトライ、WTBヒューワットがゴールを決め50対13、終了間際の40分にはWTBヒューワットがトライ、ゴールも自分で決め57対13とサントリーが得点を重ね、ノーサイドを迎えた。
マン・オブ・ザ・マッチには、サントリーSOトゥシ・ピシが選ばれた。
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◎近鉄ライナーズ
○ピーター・スローン ヘッドコーチ
「負けたことは非常に残念である。予想以上に点差が開いた。ディフェンスが悪かったのではなく、サントリーが調子よく強かった。特に、スターがよくなく、相手にあわせた試合展開になってしまい、80分まともに戦えなかった」
○トンプソン ルーク キャプテン
「負けたことは非常に残念である。1対1のタックルで勝てなかったことが原因である。1対1で相手を倒せていたら、もう少し違う展開になっていただろう」
──ブレイクダウンしたときに、相手より人数が少なかったように見えたが計算通りのことか。
○スローン ヘッドコーチ
「ブレイクダウンについては、事前に練習してきたが、実戦になると人数が足りなかった。結果的に人数が足りなかったので敵にコントロールされてしまった。早い時点で修正すべきであった」
──相手のSOが抜け出るケースが多かったが、止めることはできなかったのか。
○トンプソン キャプテン
「クイックラックですぐにボールが出てくるので対応できなかった。一次のコンタクトをもっと強くするよう修正すればよかった」
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◎サントリーサンゴリアス
○エディ・ジョーンズGM兼監督
「タフな試合であった。後半は、特によかった点が多く、調整ができていた。次に目標に考えているのは三洋戦である」
○竹本隼太郎キャプテン
「タフな試合であったが自分たちの試合をすることができた」
──かなり点数が開いたが予想したことか。
○竹本キャプテン
「自分たちが狙っていたターゲットができた。ディフェンスで1対1で止めることができ、人数の少ないところで勝負することができた。アタックもブレイクダウンのところでうまくいった」
──三洋戦への課題は。
○ジョーンズGM兼監督
「三洋は、トニー・ブラウンがコントロールしている。向こうの勢いをそいで自分たちのプレーをしたい。スムーズなアタック、意欲を持ってアタックしていきたい」
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