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トップリーグ第5節 秩父宮ラグビー場 記者会見レポート
クボタスピアーズ24−10サントリーサンゴリアス
◎サントリーサンゴリアス
○永友洋司監督
「クボタさんのプレッシャーの前で、力が出せず、チャンスをものにできませんでした。その点、クボタさんは競ったところをものにできたと思います。3戦終わった時点でゴール前で簡単にトライを取られてしまうところが修正できていません。アタックの面でも少ない人数でリサイクルをしようとしたのですが、機能していません。攻めれば攻めるほどクボタさんのディフェンスが素晴らしく、ゲインを切ることができませんでした。バックスのデコイランなども入ってくる選手がいないという状況でした。」
○若松大志バイスキャプテン
「本当にクボタさんの接点のところが強く、そこで受けてしまいました。自分たちのプレーが出来なかったことが敗因です。密集でのプレッシャーがあり、人数をかけないとボールが出てきませんでした。1対1の点でもそうですし、最初のコンタクト自体もクボタさんは強かったです。密集でもジャッカルでもクボタさんは速く強く、こちらがどうしても人数を使わざるを得なくなってしまいました。」
◎クボタスピアーズ
○荻窪宏樹監督
「よく選手が走って守ってくれました。15人全員が個々にがんばってくれました。最後まで粘り強く戦ってくれた選手に感謝しています。まず、敵陣でプレーすること、プレッシャーをかけつづけ、フォワードで崩したらワイドに展開するというゲームプランでしたが、どちらもプラン通りだったと思います。」
○山口貴豊キャプテン
「サントリーさんに2年連続で勝って、正直嬉しく思います。激しく15人でプレッシャーをかけつづけられたのが勝因です。サントリーさんはすごいアタック力をもっていますので、警戒していました。ただ、そのために蹴っては来ないと思っていましたので、思い切って前で潰してターンオーバーしようというプランでした。ラックでも人数をかけずに見極めをしっかりして、出せるところでしっかり入ることができました。サントリーさんは孤立している部分が多いので、チャンスだと思いました。(中4日という日程は厳しかったかという質問に)僕自身はそこまで感じていませんでした。むしろ、最初からゲーム感があって激しく行けるのでチャンスだと思いました。」
東芝府中ブレイブルーパス17−13NECグリーンロケッツ
◎NECグリーンロケッツ
○高岩映善ヘッドコーチ
「東芝さんのあのモールはすごいですね。その一言に尽きます。今日のジャッジがどうこうということではなく、このくらいの高いレベルの密集プレーになるとレフリーの解釈で結果が分かれると思います。対策が難しいのでしっかり確認したいと思います。モールに行かないように、その前のプレーをしっかりしようとしたのですが難しかったですね。(次週は地元(千葉)の柏の葉グラウンドですがとの質問に)一戦一戦、しっかり戦いたいのは当然ですが、今日もNECの選手はプラン通りしっかり戦ったのでほめたいと思います。そういう試合を地元でもお見せしてファンの皆様にも喜んでいただきたいと思います。」
◎箕内拓郎キャプテン
「確かに東芝さんのゴール前のモールは止められないという印象です。つまらないミスなどで相手モールのシチュエーションにしてしまいました。目の前で良いモールを見せてもらったので、今度はこちらも良いモールを組んでいきたいと思います。明らかにこちらの力不足でした。どちらかといえばモール勝負をしたくはなかったのですが、接点で東芝さんが上回って、モールに持ち込まれました。モールの中は紙一重のプレーで、そこでプレッシャーをかけられなかったのが敗因です。今後はそんなに点が入らないゲームが続くと思います。選手のレベルも底上げしているし、見ている人がおもしろいラグビーをして、その中で勝ち残っていきたいですね。次週はなかなか千葉でやる試合は少ないのでたくさんの人に見に来ていただいて、良いラグビーをお見せしたいと思います。」
◎東芝府中ブレイブルーパス
○薫田真広監督
「今日のゲームの1勝は普段の2勝3勝の価値がある、苦手チームをつくってはいけない、町井日本協会会長が亡くなられたので黒い喪章をつけ、この1勝が次につながると選手を送り出しました。ロッカー内の雰囲気から、白いオーラが選手に感じられました。プランとしてはもっとボールを動かしたかったのですが、NECさんの強いディフェンスにモールに固執せざるを得ませんでした。最終的には、それが時間を使ってこちらの勝利につながったと思います。特別に今日のためにモールを練習してきたわけではありませんが、しっかり組めたら最大の武器になると思います。今日はハーフからのボックスキックやラインアウトからのロールオフ(ボールの位置を動かすこと)、4人からのドライビングモール、バツベイをチャンネル3の位置に置くなど、全く今までに見せたことのないオプションを実行しました。(これで手の内全部ですかという質問に)いやいや、まだ見せていないのです、と言いたい(笑)。相手に合わせていくので、また、これから1週間練習していきます。」
○冨岡鉄平キャプテン
「まず、課題からです。モールは十分トップのチームに通用することが証明できたので、今度は外の速いランナーを使っていきたいですね。まだまだ改善して修正しなければならない部分があります。試合によって勉強し、勝って反省できるのは良かったと思います。モールにこだわったわけではないのですが、終盤はうちがリードしていたこともあって意図的にモールを組みました。下手に外に振って、NECさんの上手いジャッカルにやられるより、強いところで時間を使いながら行こうと15人が意思統一できました。NECさんの上手いディフェンスに、ボディコントロールやコース取りなど練習してきた部分を出すことができました。(最後の場面で勝ち点5を狙わずに蹴りだしたのはという質問に)あそこから継続という選択もありますが、5ポイントよりも確実に4ポイント取ることを選択しました。うちは、初戦で1敗して、もう落とせない状況でした。この試合に勝てばお前たち乗ってくるぞ、と薫田監督からも言われ、モチベーションがNECさんより少し上回っていたのが勝敗を分けたと思います。」
2004年10月16日
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