TOP
>
ニュース
> トップリーグ第4節 秩父宮ラグビー場 記者会見レポート
トップリーグ第4節 秩父宮ラグビー場 記者会見レポート
NECグリーンロケッツ27−22近鉄ライナーズ
◎近鉄ライナーズ
○岡本時和ヘッドコーチ
「この天候ですので、フォワード戦になると考え、前へ行きスクラム、ラインアウトでプレッシャーをかけるというゲームプランでした。後半途中まで、100%の良い出来でした。選手たちも自分たちもやればできると感じています。負けたのはくやしいですが、収穫もありました。今日はミスで自滅したところもありましたので、選手はもっとレベルアップできると思います。ノーサイド直前のペナルティでのゴール狙いについては、ゲームはすべて佐藤キャプテンに任せていますのであの選択で構いません。」
○佐藤幹夫キャプテン
「ゲームプランどおり後半途中までリードできたことについては満足しています。ゴール前でラインアウトの球を取られたり、ペナルティを取られたりしたのが敗因です。しかし、チームは着実に力をつけています。ラストプレーについては、後半の後半に攻め込まれて逆転され、向こうのディフェンスも勢いがあったので、ペナルティゴールで確実に勝ち点1を取ろうという判断でした。(もっとゴールに近かったら?という質問に)スクラムを選択していたでしょうね。(笑)もうちょっと風が強いとNECさんのラインアウトも不安定になると読んでいたのですが、風があまりなく、こっちの不利になってしまいましたね。」
◎NECグリーンロケッツ
○高岩映善ヘッドコーチ
「内容的にはお粗末。だが5ポイント取れたことを良しとしたいと思います。これから3週連続して試合ですので、選手も集中して練習してきたのですが、今日はこの(台風という)環境で、また油断もあったと思いますが、こういうゲームになってしまいました。次は東芝戦ですので気持ちを完全に入れ替えて臨みます。箕内主将を後半投入したことについては、予定どおりです。これからフィットしてくればさらにチームのために活躍してくれるでしょう。後半までリードされていたのですが、選手はやってくれると思っていました。」
○浅野良太ゲームキャプテン
「5ポイント取れたことが良かったと思います。向こうがキック主体で来るとは分かっていましたが対応できず、この雨もあって思うような展開になりませんでした。気持ちを切り替えて、次の東芝戦に向けて準備したいと思います。近鉄さんはフォワードでプレッシャーをエリアに関係なくかけてくるし、モールではNO.8と幹夫で崩してくるという分析どおりの攻めをしてきました。バックスもSOのキック主体というのも分析どおりでしたが、処理にミスが出てボールキープできずしっかりしたゲームが出来ませんでした。近鉄は本当にフォワードが強いです。僕がシンビンで一次退場のとき、スクラムトライを取られたのもむこうのしつこさにやられたという感じです。」
リコーブラックラムズ10−13ワールド ファイティングブル
◎リコーブラックラムズ
○平岡正樹監督
「今日は重要な試合と考え、この1週間練習に取り組んできました。選手も一生懸命やったのですが、負けたのはなぜか?ワールドさんの気迫に尽きます。我々の試合を見ていて気付かれたと思いますが、3連勝できたのは我々の相手を上回る気迫が生命線だったからです。滝澤、山品両名は練習中に怪我で本調子ではないのでバックアップメンバーで100%力を出せる選手を出しました。大雨を予想してラインアウトからモールを押してコラプシングなどを誘って前へ行こうというゲームプランでしたが、ボールは前半もよく取ったのですが押されてしまい、相手のタッチキックも有効でこういう結果となってしまいました。その辺もワールドさんの気迫が上だったということです。」
○田沼広之ゲームキャプテン
「悪天候の中、本当にありがとうございました。勝ってきた3試合を無駄にしないよう、この試合に臨みましたが、前半ミスが多く、後半も修正しきれず、ミスによって自滅したと思います。ラインアウトも単調になってしまいました。どうしてもこの天候ですので、後ろに投げるのは怖いので前に集中してしまい、ワールドさんもディフェンスの意識をそこに合わせてきたと思います。まあ天候のことは言い訳にできません。イーブンコンディションですので。相手が14人の時間帯でもボール獲得までにミスが出て、優位性を生かせませんでした。自分でも反省点だと思います。これまで、相手がシンビンの時には得点してきましたので、うまく点につなげられなかったのは敗因だと思います。」
◎ワールド ファイティングブル
○デス・キッサーンヘッドコーチ
「我々の方としては素晴らしい勝利です。戦略的にも素晴らしかった。特にこういった悪条件のときにはフロントのところにボールを集め、キックチェイスを使うのがセオリーですが、選手はほとんどの場合できていました。ディフェンスも意識が高かったと思います。SOのウォーカーに言ったのは、ボールを蹴って距離を稼ぐということでした。リコーは素晴らしいチームです。サントリー戦、神戸戦の勝利は内容的にも素晴らしかった。雨の中、両チームがキッキングゲームをして、キャピタライズできたのがワールドでした。プレッシャーをかけ続けられたのが良かったと思います。」
○舛尾敬一郎キャプテン
「開幕から3連勝していたリコーさんはすごい勢いがあるので、我々としては、それ以上の気迫で臨むしかないと思っていました。どんな気候であれ、とにかく勝つという気持ちで臨みました。ミスもありましたが、最後に勝つことができて良かったと思います。ディフェンスも前に出て辛抱できました.次につながるゲームだったと思います。始まる前はどんな風雨になるか予想できませんでしたが、とにかく最初からキックというプランがありましたので、攻め込む時は風を利用しようと試合開始時の風上を選びました。伊藤選手がラインブレークした時にサポートした選手がさらにゲインするなど、リコーさんはたたみかけてくる圧力がありました。うちのフォワードも近場でしっかり1対1で早く下に倒そうと言い合って、リコーさんの攻撃を寸断することができ、ディフェンスを整えて対応することができました。」
2004年10月9日
本サービスの全てのページは、著作権により保護されています。
本サービスに含まれている全ての著作物を、著作権者の事前の許可無しに複製、変更することは禁じられております。
2003 Copyright (財)日本ラグビーフットボール協会 All rights reserved.