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トップリーグ第6節 秩父宮ラグビー場 記者会見レポート

東芝府中ブレイブルーパス 67−18 日本IBMビッグブルー


◎日本IBMビッグブルー
○大西一平ヘッドコーチ

「見たまま、いっぱいのゲームかな。怪我が多く、メンバーの選択肢がなくて今日のメンバーは状況として現在のベストメンバーです。本来外国人をフォワードに使いたいのですが。東芝さんに理想的な試合をやられた歯がゆさがありますね。ただ、選手の取り組みの姿勢は評価できます。いかんせん、力の問題があります。東芝さんも決まりきったパターンをしつこくやってきたのはさすがですね。両センターとSOの加瀬選手が怪我で抜け、SOが定まらず試行錯誤をしている状態です。絶対的な層の厚さのところでもろさが出ています。次の近鉄戦には加瀬、山田が戻るのでベストで臨みたいと思います。今日は心の中で少し受身のところが出たかな。これが今年のテーマですのでしっかり胸を張って次週に臨みます。」

○南方誠支ゲームキャプテン
「東芝さんのフォワードにやられたという感じがあります。自分たちがやろうとする意識を超えて自分たちの経験を生かさないとトップリーグで勝つことは難しいと思います。今日はところどころは自分たちの力を生かせましたので、これをつなげていけば勝てると思います。東芝さんのモールは予想どおりでした。ただし、前半はうちが受身に回った部分がありました。後半に入ってからは激しかった練習どおりボディを低くして当たって止められたと思います。」



◎東芝府中ブレイブルーパス
○薫田真広監督

「今日の試合に関してはセンターに4名のけが人が出て非常に苦しかったと思います。ボーナスポイントを取りたいというところを選手がよく理解してやってくれました。特に中盤以降、若い選手がやってくれて、経験値も上がったのは良かったと思います。2トライ取られたことやゲームコントロールを含め、いろいろと問題はありますが、センターの佐々木を始めよくやってくれました。佐々木はキックが飛ぶ選手ですので、蹴り合いになった時に負けないよう、直前の練習で冨岡キャプテンが負傷した時点で起用を決めました。オトをセンターにして外に散らすというオプションもありましたが、パスの点で課題があります。小山田も70%の回復でした。そこで、ディフェンスの時にはオトをセンターにして小山田に負担をかけないという手段をとりました。」

○ニコラス・ホルテン ゲームキャプテン
「特にNECとハードな試合をやった後なので、今日の結果には満足しています。IBMとはいつももつれて10点差以内の試合になるので、こういう形になって満足しています。今日はメンバーが欠けて苦しかったのですが、ご承知のとおり我々のモールに強みがありますので、フォワードを前面に戦ったのが良い結果を導きました。」



サントリーサンゴリアス 67−14 近鉄ライナーズ


◎近鉄ライナーズ
○岡本時和ヘッドコーチ

「ごらんのとおり完敗です。前半なんか特に対応できず、いとも簡単にタックルを外されてしまいました。先週、NECにいい試合をして良いムードで気合を入れて臨んだのですが。コメントのしようがありません。一人一人のディフェンスミスですね。練習でやっていることをどれだけ試合で出せるか、相手よりもどれだけ勝ちたい気持ちで上回れるかということをいつも言っていますが、ここまで全敗しているのはそれが欠けているということです。我々はとりあえず1勝、1ポイントでも多くとりたいところですので、次週戦う相手のヘッドコーチのことなど考えていられませんね(苦笑)。(IBM大西ヘッドは明大の先輩)今日の後半のように相手がジャパンでもこちらが挑戦したくなる気持ちを選手は持っていますから、良い試合をしたいですね。」

○佐藤幹夫キャプテン
「NEC戦の善戦と、最初の先制トライでどこか安心したような気持ちになってしまいました。一人一人が技術、戦術抜きで気持ちの面で足りなかった部分があったと思います。今日の試合、何も言う事はないですね。とにかく反省してやり直したいです。サントリーさんの一列の先発はスクラムを意識してきたメンバーという印象です。お互いにスクラムで優位に立たねばならないところがイーブンになってしまったと思います。」


◎サントリーサンゴリアス
○永友洋司監督

「点数的には非常に満足しています。選手に感謝しています。この勢いを次につなげていきたいと思います。今日もキャプテンが出られませんでしたが、勝った事が一番だと思います。やはり結果がついてこない時は何かを変えなければいけないということで、初スタメンに起用した選手は、期待どおり非常にがんばってくれました。相手どうこうより、サントリーの戦い方をしようというところで、坂田、長谷川、田中、山口がそれぞれ欠かせなかったということです。彼らがチームを引っ張ってくれましたね。」

○アラマ・イエレミア ゲームキャプテン
「今日の試合はゲームのスタートから集中することができました。まだ、前半戦ですのでこれからもどんどん上へ行きたいと思います。今日の勝ちは喜んでいいと思います。サントリーはアタッキングチームで、他はディフェンスのチームです。アタックのスタイルをやり通すことが、ここの3試合ほどできていませんでしたが、今日は自分たちのスタイルを貫き通すことができました。とにかく、ボールを取ればおのずとトライを取れると思います。試合の前から選手は元気でした。今日は選手が一人一人、自分が何ができるかを考えてやりました。ベテランの選手は経験があり、今日はチームにとってのインスピレーションになりましたね。」


2004年10月24日

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