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第2節 秩父宮ラグビー場開催2試合 記者会見レポート

第1試合目
サントリーサンゴリアス 16−20 リコーブラックラムズ



◎サントリーサンゴリアス


○永友洋司監督

「リコーさんのラグビーがよかったと思います。こちらはペナルティやシンビン等でペースを乱してしまいました。あそこが勝負の分かれ目でした。ルールに則ってやるスポーツですから、あそこの判定はしかたありません。
 規律の点では生活面でも考えないといけないかも。
 イェロー2枚は恥ずかしい限りです。見ている人に嫌な思いをさせるラグビーをするのはよくなかったと反省しています」

○早野貴大キャプテン
「反省することばかりと言うか・・。今週はこの試合に向けて練習をやってきたのですが、一人一人やらなくてはいけないことができていません。先週もそうだったし、いい加減分からなくてはいけないことが分からない。これを直して切り替えていかねばなりません。FWもしっかり帰ってノーペナルティでいかないといけません。
 ピンチとチャンスのところ、守り切る、攻め切る意識が足りないし、立って戻ることができていません。疲れうんぬんより、そこで何をやるかが大切です」


◎リコーブラックラムズ


○平岡正樹監督

「ちょっとまだ興奮していて、なんと言うか・・。今日の試合に向けてメンバーに入れなかった選手も練習に出て体を張ってやってくれました。全員で勝ち取った勝利です。山品キャプテン中心に全員がいい形でやってくれて嬉しい限りです。
 サントリーの長距離のPG狙いは意外ではありませんでした。うちと同じで、去年は勝ち点とトライ数が勝敗を分けましたから、どのチームもそういうプランで来ると思います。
 去年の反省の中から、今年はともかくチーム全体でラグビーを作っていこうとスタートしました。選手の中の意見を取り入れコーチ陣と風通しを良くしてファミリーで戦おうと春からやってきました。ベテランはベテランで一生懸命やってくれていますし、層が厚くなり、ポジション別の競争も盛んになってきています」

○山品博嗣キャプテン
「ゲームプランに則って15人、いや、出ていない選手を含めてしっかり作戦どおりできたのが勝因です。
 一つは「絶対的なDF」二つ目は「敵陣で戦う」三つ目が「スコアを重ねる」というプランです。少ないチャンスをものにできました。だいぶ流れが変わったと思います。シーズンを戦っていく中で、メンバーもそれ以外の選手もリコーファミリーでやっていくという意識です。限られた人数で協力して戦っています。日に日にレベルアップしていると感じています。
 来週のことですか?リコーは常にチャレンジャーとして一戦一戦戦っていこうと思います」





NECグリーンロケッツ 30−24 三洋電機ワイルドナイツ



◎三洋電機ワイルドナイツ


○MURRAY HENDERSON(マレー・ヘンダーソン)ヘッドコーチ

「先週のリコー戦より少しステップアップしたと思います。
 少しゲームプランでつまずいた感じがします。後半、最初の10分で集中し、敵陣でプレーするよう選手たちには告げていたのですが、ラインアウトのミスなどからリズムを失ってしまいました。
 フルバックにハイボールを上げることはうまくいったと思います。NECのディフェンスはすばらしかったと思います。われわれのスタイルとしてはボールを持って前へ出るということを目指していますが、今日はうまくボールをつなげませんでした。
 トップリーグという素晴らしいリーグではミスが勝敗を決します。「川口さん(キャプテン)」以下、すべての選手がペナルティやミスを無くすのに取り組んでいます。これが今シーズンのキーポイントになるでしょう。
 応援よろしくお願いします」

○川口大キャプテン
「課題が多くて・・。ペナルティが多すぎました。もう少し練習して臨みたいと思います。
 やっぱり、ミスや反則から自分たちの流れを切ってしまったので・・。こういう接戦を繰り広げるのは選手にとってはとても良い経験になりました」


◎NECグリーンロケッツ


○高岩映善ヘッドコーチ

「胃の痛い試合でした。この時期に三洋さんの素晴らしいプレーによって接戦のゲームをすることができたのは大きかったと思います。
 内容はまだまだミスが多くて、修正が必要です。DFも前半あまりにも簡単にトライを取られたのは反省点です。FWは前半から負けていませんでしたし、向うのリザーブのバックスに外国人がいないこともあって後半は選手を思い切って替えました。
 フィジカルな面もメンタルな面も一人一人が成長したことが、去年より伸びたところです」

○浅野良太ゲームキャプテン
「すごいハードな試合でした。
 前半、ペナルティからすべて三洋さんに得点され、なかなかリズムが作れませんでした。去年の試合で19点差をはね返された経験を生かすことができたかなと思います。
 三洋さんはやろうとしていることが意思統一されていると感じました。ハイパントもDFも。NECはDFからリズムを作るチームです。簡単に2トライ取られると厳しいですね。個々のDFも組織のDFもアップしていかないと先々苦しくなると思います。勝負どころのラインアウトでのターンオーバーは、もちろん分析して狙っていました」


2004年9月25日

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