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第3節 秩父宮ラグビー場 記者会見レポート
リコーブラックラムズ 27-21 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ
○増保輝則監督
「リコーさんの激しいプレーに尽きます。相手のプレッシャーに負けて自滅しましたね。後半の勝負どころでリコーさんは走っていました。うちの選手が相手より遅く、そういう意味では完敗です。
しかし、これが現在のうちの力です。幸い1週間空くので、建て直します。
リコーさんが昨年入れ替え戦に出たとか、うちはチャンピオンなどという意識はありませんでした。結局、力がないんですわ。またまだ、いろんな意味で。選手もねっとりとしてなんとなく勝てるというように思っていたと思います。このままでは、ずっと敗戦が続くと思いますので、ぜひ、今日の敗戦を生かしていきたいと思います」
○松原裕司キャプテン
「リコーさんは最後までしつこかった。それに尽きると思います。こちらの選手は、取れる、出せるとずっと思っていました。もともと、そんな甘えた考えでいたから勝てなかったんです。リコーさんは圧力が強かったです。思わぬところから手や足が出てきて・・。そういったことも計算に入れて戦わなければいけません」
◎リコーブラックラムズ
○平岡正樹監督
「先週から引き続きチームとして良い練習に取り組めました。全員の勝利です。グラウンドの選手全員が集中して、ゲームプラン通り、最後までひたむきに体を張ってくれたのが勝因です。
神戸のラグビーを分析し、モールを押されてリズムをつくらせないこと、SOとセンターでゲインを越えられないように止めることをゲームプランとして立てました。
自分のことを言えば大学生のとき、日本選手権で当たってから神戸の7連覇が始まりました。正直言って、リコーは東日本で後ろのほうにいたので、1回戦でよく当たって大敗の繰り返しでしたが、去年は、いいところまで詰めました。プレッシャーをはねのけて、こんなに変わるか、たくましくなるかと思うほど選手が成長してくれました。監督としてこういう勝利を味わうことができて選手にありがとうと言うだけです」
○山品博嗣キャプテン
「リコーの戦いを最後まで貫き通しました。
今日もタイトな試合をしながら、なんとかスコアで上回れたかなと思います。
神戸はいろいろと学生の時から教えてもらったチームです。神戸に限らず、(先週破った)サントリーにも100点ゲームをされていたリコーも強くなったなと・・・。精神的なところは大きいですね。仲間とか、誰かのためにラグビーをするときは信じられない力が出ます。今日は佐藤友重選手の復帰戦ということもあって、そういった意味でみんなをかきたてる要素があったと思います」
サントリーサンゴリアス 52-41 日本IBMビッグブルー
◎日本IBMビッグブルー
○大西一平ヘッドコーチ
「やれないこと、やれることが見えてきました。毎回少しずつ修正されています。
選手もルーキーが2人出て自信をつける良い機会をもらっています。そう簡単には勝てるとは思っていませんでした。ここまでは、大体予測どおりです。練習ゲームではガップリ4つに組むこともできていますし。たとえば去年までだったら切れていた今日の終盤のような離されかけた時に、我慢が徐々にきいてきたと思います。こういうゲームを繰り返すことが選手を成長させます。
サントリーさんは今日はこれまでのゲームと違い、2、3年前のスタイルで徹底してきたという印象です。こちらが格下ということで、開き直って自分たちのスタイルを追及してきたのでしょう」
○川合毅キャプテン
「力の差はないと思います。サントリーさんが過去2試合負けて、もう負けられないという中でこちらの精神的な幼さが出たと思います。
1対1のディフェンスとコミュニケーションが課題です。スキル的にもサントリーさんのフィットに単純について行けないところがありました。サントリーさんが絶対に取るという場面でうちに絶対に止めるという精神力が足りませんでしたが、徐々に力はアップしていますし、この自信の積み重ねは大きいと思います。いまはトップリーグのどの相手にも勝てるチャンスはあると思います」
◎サントリーサンゴリアス
○永友洋司監督
「トライと勝ち点という結果には非常に満足しています。いろいろ詰めていかねばならないこともありますが、まず戦いに勝って自信を取り戻せたことが大きいです。選手に感謝しています。
早野キャプテンは今週の練習で故障し、本人は出たがったのですが、チームのことを考え、現在100%の若手の選手を使いました。キャプテンのためにもやってくれと言って送り出したのですがよく働いてくれました。トライを取るきっかけを作りたかったので、昔のスタイルと思われるかもしれないが、もう一度選手が攻める意識を高め、トライを取って終わるよう指示して送り出しました。
今週、エディ・ジョーンズがグラウンドに立ってくれたのも大きかったです。
今日のきっかけを次につなげていきたいと思います。幸い、まだトップを狙える位置にいますので、1戦1戦を最後まで戦っていきたいと思います」
○アラマ・イエレミア ゲームキャプテン
「今日の試合は前の2試合が結果が出なかったのでとても大事な試合でした。選手の意気込みがこの勝利を導いたと思います。
今シーズンのIBMは良いコーチ陣、良い外国人のメンバーを加えてすごいファイティングスピリットを持っています。
サントリーはすごいミスもありました。これからはたぶん、試合に臨む姿勢と努力が大事です。サントリーのメンバーはみんな走る、走る。今日の試合は監督のターゲットのトライを取りました。リアクションして次のプレイに努力することが大切です」
2004年10月2日
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