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2節 マッチ&会見リポート(近鉄 31-3 九州電力)
近鉄ライナーズ 31-3 九州電力キューデンヴォルテクス
【week2/2009年9月12(土) at大阪・長居スタジアム 】
開幕戦を落とした両チーム、なんとしても今日は一勝をあげたい。8月半ばから雨のなかった近畿地方、久々の雨天のゲームは九電のキックオフで始まった。
近鉄が前半2分にゴール前スクラムから9番SH金が持ち込み左中間にトライ、ゴールも決まり上々の滑り出し。21分には22mラインラックより左へ展開、11番田中が左隅にトライ。これに対し、九電は37分に22m左中間PGを15番ナイジェル・スタニフォースが決め、3点を返して14-3で前半終了。
後半4分、近鉄がゴール前右中間スクラムより9-10-12番ジェフリー・イエロメが九電のDFラインの裏にスッと抜け出て中央にトライ、ゴール成功で21-3とする。さらに、18分には左中間PGを、25分には30m付近左ラックより9番金が抜けて中央にトライを決め、31-3とした。
対する九電は後半、相手陣でプレーする機会が再々あったが、近鉄の固いDFに阻まれミスをおかしてしまう。また時折、集中力に欠ける場面があり、うまく近鉄に付け込まれてしまった。
近鉄は前後半ともゲームの立ち上がりの早い時間に得点し、ゲームの主導権をにぎった。MOMは、立ち上がりと後半勝負を決定づけるトライを挙げた近鉄の金選手。(北畑 幸二)
C:2009, JRFU(Photo by A. HASEGAWA)
郷田監督(左)、吉永キャプテン
◎九州電力キューデンヴォルテクス
○郷田正監督
「天候が雨ということで、前へ出てプレッシャーをかけていこうと臨んだがミスをおかしてしまい、逆に近鉄はチャンスをきっちりとものにした。その差がこの得点になった」
○吉永将宏キャプテン
「相手陣でミスをして継続できず、逆に得点を与えてしまった。悔しいゲームだった」
──ボールキャリアーに対してサポートが遅かったように感じたが?
○郷田監督
「ブレイクダウンは激しくと指示していたが、相手プレッシャーが強く、立ってプレーできず、次のブレイクダウンで遅れてしまった」
──今後の修正点は?
○郷田監督
「ミスと反則をなくすことが大前提。次にマイボールラインアウトがとれなかった、ここを修正してチャンスは必ず得点に結びつけていきたい」
スローン ヘッドコーチ(右)、トンプソンキャプテン
◎近鉄ライナーズ
○ピーター・スローン ヘッドコーチ
「今日はプレーしにくい環境、雨天であったが、まず勝ててうれしい、先週よりかなり改善できたと思うが、まだまだ足りないところがある」
○ルーク・トンプソン キャプテン
「今日はマックスポイント、勝ち点5をとれての勝利でうれしい。またチームが誇りに思えるプレーもできた。しかし課題もたくさん見つかった」
──改善点とはどのあたりか?
○スローン ヘッドコーチ
「チームには自信がついたと思うが、ゲーム中、攻め続けると時に激しさが落ちるときがある。同じレベルで攻め続けなければならない。それにチームスキルの改善とゲーム中の判断ミスで自陣でプレーすることが多かった」
──この点差は相手と比べてどこにあったのか?
○トンプソン キャプテン
「まずブレイクダウンで体を張ることができた。今週はそこを練習してきた。あとDFは強いという確信が持てたことがうれしい」
──去年とくらべてDF面の手ごたえは?
○スローン ヘッドコーチ
「去年からDFのシステムを作って取り組んできた。1年かかってやっと結果が出てきた。選手たちは忠実にプレーしシステムを楽しめるようになった」
2009年9月14日
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