マイクロソフトカップは、トップリーグの上位4チームが、真のチャンピオンを決するべく戦うプレーオフ。決戦のファイナル(決勝)が2月8日(日)、東京・秩父宮ラグビー場で開催されます。
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いよいよジャパンラグビー トップリーグ2008-2009年間チャンピオンを決定する瞬間がやってきた。
リーグ戦を1位で駆け抜け、先週のセミファイナルにおいてもリーグ戦で敗れた神戸製鋼コベルコスティーラーズにリベンジを果たし決勝に進んだ東芝ブレイブルーパス。LO大野、FLベイツ、No.8豊田ら派手さはないが、仕事量の多い選手たちが体を張るブレイクダウンの激しさは群を抜いている。BKには、今季の得点王とベストキッカーに輝いたヒルが司令塔に君臨。長短使い分けるキックや、勝負どころと見れば自分で仕掛けることも出来る相手チームにとっては嫌な存在だ。WTB廣瀬キャプテンも「ボールあるところに廣瀬あり」と言われるほど、万能型プレーヤーとしてチームを牽引する。東芝らしいスタンディングラグビーがグランドで表現できればマイクロソフトカップは近づいてくるだろう。
対する昨年の決勝の雪辱を果たしたい三洋電機ワイルドナイツは、セミファイナルで宿敵サントリーサンゴリアスとの死闘を制し、決勝まで勝ち上がってきた。ケガ人の多さをチーム層の厚さでカバーできるのが強みだ。ルーキーPR川俣、HO堀江も臆することなく地位を確立しつつある。チームの新陳代謝の良さも好調を維持している要因の一つだろう。そして、このファイナルにはSOトニー・ブラウンが帰ってくる。深刻なケガからの復帰ということでどの程度まで戻っているかは未知数だが、かなりレベルの高いプレーを見せてくれることは確かだろう。SH田中、CTB入江ら自分たちでゲームをコントロールできる選手たちが増えてきた。これにブラウンがどう絡んでくるかにも注目したい。
リーグ戦では、東芝が三洋電機を圧倒する形で勝利したが、今回は僅差のゲームになることが予想される。両チームには、ファンの皆さんの期待に応えるファイナルに相応しい好ゲームを期待したい。
日本最高峰のラグビーリーグを最後まで勝ち抜いた両チームによる頂上決戦、いよいよ明日14:00キックオフ。