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トップリーグ第5節プレビュー
Week 5(5節)
2週間ぶりに再開したジャパンラグビー トップリーグ2008−2009。休止期間を感じさせない好ゲームの連続だった。そして今週行われる第5節で再び熱戦が繰り広げられる。
今節の注目カードは、10月18日(土)秩父宮ラグビー場で行われる東芝ブレイブルーパス対NECグリーンロケッツの一戦だろう。現在、首位を走る東芝は、FWを中心に球際の強さが光る。毎年接戦となるNEC戦だけに、ブレイクダウンをしっかり戦いSOヒルらボールを動かせる選手で得点機を広げたい。対するNECは、キャプテン熊谷が不在だが、バイスキャプテン箕内が卓越したリーダーシップでチームを盛り上げる。NECの持ち味であるしつこく激しいディフェンスに期待したい。
この試合の前には、クボタスピアーズ対コカ・コーラウエストレッドスパークスの一戦が行われる。CTBオツコロ、吉田と核となる選手を出場停止で欠くが、ここはチーム全員でカバーしたい。コカ・コーラウエストは開幕戦以降3連敗と元気がない。若いBK陣で活路を見出したい。
この日、岩手・盛岡南公園球技場では、三洋電機ワイルドナイツ対福岡サニックスブルースのゲームも組まれている。好調を維持する三洋電機は、CTB榎本主将が復活。SOには、ブラウンではなく入江を起用し、和製BKで新たな境地を目指す。対する福岡サニックスは、前節神戸製鋼を破り勢いがある。チャンスを逃さず得点に繋げて行きたい。注目は、入江対小野のSO対決か。
翌19日の注目カードは、大阪・近鉄花園ラグビー場の第1試合。近鉄ライナーズ対神戸製鋼コベルコスティーラーズの一戦。揃ヤマハ・東芝など強豪チームに臆することなく互角以上の戦いを見せている近鉄は、トンプソン主将や統悦選手らのペネトレーターを中心に勝利を狙う。対する神戸製鋼は、前節福岡サニックスに敗れ今シーズン初黒星を喫した。しかし、今節頼れるベテランCTB元木が復帰。悪い流れを断ち切り再び上昇気流に乗りたい。
第2試合には、ヤマハ発動機ジュビロとサントリーサンゴリアスが登場。こちらも目が離せない一戦だ。前節、9トライを上げ遂に目覚めたヤマハ発動機。WTB徐、中園、FB松下の高速BK3が得点に絡めれば、勝利は近い。対する王者サントリーも開幕戦に敗れたものの順調にシーズンを戦っている。前節思わぬ負傷者に不慣れなポジションでプレーする形になったが、そこからでも相手を突き放せたのは流石。FL佐合らフレッシュなプレーヤーが次々と活躍を見せる勢いもある。
トップリーグ初開催となる山形・NDスタジアムでは、横河武蔵野アトラスターズ対トヨタ自動車ヴェルブリッツが対戦。前節、横河武蔵野は後半猛攻で4トライを奪い、勝ち点1を獲得。チームにとって大きな自信になった。FW・BK問わず豊富な運動量で相手を上回りたい。対するトヨタ自動車は、前節長いトンネルを抜け今季初白星。ここから一気に波に乗りたいチームは、レアウェレをCTBで起用し、彼を起点に攻撃を仕掛けたい。
神奈川・ニッパツ球技場では、日本IBMビッグブルー対九州電力キューデンヴォルテクス戦が行われる。苦しいシーズンを戦う両チームにとって、是が日でも欲しい勝利の2文字。日本IBMは、SOハーカスを先発に戻し勝利を狙う。CTBキニキニラウの異次元のランニングにも期待したい。対する九州電力は、SH村上、SO齋藤のHB団が鍵を握る。FL松本選手の粘り強いディフェンスでチャンスを掴みたい。お互い最後まで集中力を切らさずに戦い抜きたい。
力の拮抗した試合が続く、ジャパンラグビー トップリーグ2008−2009。今節も全国各地で数多くのドラマが生まれるに違いない。
2008年10月17日
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