横河武蔵野アトラスターズ 18-33 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
(week5/2008年10月19日 at山形・NDソフトスタジアム山形)
10月19日(日)、NDソフトスタジム山形(山形県天童市)にて、ジャパンラグビートップリーグ2008-2009第5節 横河武蔵野アトラスターズ対トヨタ自動車ヴェルブリッツの試合が行われた。
トップリーグ開幕以来、山形県内で初めての試合ということでスタンドには「トップリーグの選手たちを一目見たい」という地元のラグビーファンや両チームのサポーターが数多く駆けつけてくれた。
また、当日は試合開始前に同会場にて全国高校ラグビー山形県大会決勝も行なわれ、山形中央が鶴岡工業を破り11年連続の花園出場を決めるなどキックオフ前から会場はラグビー一色に染まっていた。
開幕3連敗のあと前節コカ・コーラ戦で今季初勝利をあげ、連勝で波に乗りたいトヨタと、これまで4戦全敗とトップリーグ昇格後の初勝利をあげたい横河とのゲームは、試合開始早々トヨタが連続攻撃でペースを握るも横河のしつこいディフェンスの前になかなか得点できず、逆に前半17分には横河SO長尾選手のPGで先制(3-0)。その後、横河がトヨタ陣地で攻め続けるもトヨタのディフェンスによって後退させられる場面が続き、トヨタがゴール前スクラムからNo.8中山選手が抜け出しトライ、3-5とトヨタリードで前半を終えた。
後半は、前半の勢いそのままに序盤からトヨタが攻め続け、後半5分にWTBライダー選手がセンタースクラムから抜け出しトライ(G成功/3-12)を決める。横河も直後の後半8分にSO長尾選手のPG(6-12)で反撃。この後、トヨタは後半11分にWTBライダー選手がトライ(G成功/6-19)し、16分にはゴール手前でボールを受けたFB正面選手が切れの良いステップで相手DFをかわしゴール中央にトライ(G成功/6-26)と立て続けに得点をあげ横河を突き放しにかかる。一方の横河も後半19分に自陣22m付近からBKが細かくつなぎ最後はWTB笠原選手がタックルされながらもゴール右隅にトライ(G成功/11-26)、直後の後半23分にもFB佐藤選手と連続トライ(18-26)を奪いトヨタに善戦、トライの応酬となった試合にスタンド応援席は大いに盛り上がった。しかし、後半28分に本試合でマン・オブ・ザ・マッチを獲得したトヨタのWTBライダー選手が本日3本目となるトライ(G成功)を奪い18-33と点差を広げ試合はノーサイドとなった。
トヨタはWTBライダー選手の活躍もあり、5トライを上げ勝ち点5を獲得した。一方の横河は開幕5連敗となり、次節サントリー戦(26日/宮城/ユアテックスタジアム)でトップリーグ初勝利を狙う。(渡辺)
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山形ラグビースクールと山形一中ラグビー部のエスコートにより両チーム入場 |
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ラファイアリ ヘッドコーチ(右)、佐藤キャプテン
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◎横河武蔵野アトラスターズ
○レオ・ラファイアリ ヘッドコーチ
「まずは、トップリーグに上がったばかりのチームに対しての応援ありがたかった。今日の試合はまだ力を出しきれていない。(後半27分の)イエローカードで人数が少なくなっている間に得点を許してしまった。オフサイドラインの判定に疑問があり、後でビデオをチェックしたい」
○佐藤幸士キャプテン
「本来の力が出せなかった。残念です。(トヨタの11番の)ライダー選手への警戒が不足していた」
──トヨタの印象は?
○ラファイアリ ヘッドコーチ
「非常にバランスが良かった」
──後半に選手を入れ替えた意図は?
○ラファイアリ ヘッドコーチ
「風下にまわり、パスでの攻撃を主体に考えた結果です」
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高い!さすがトップリーグというラインアウト |
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トヨタ自動車ヴェルブリッツ、ライダー選手の快走 |
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石井監督(左)、麻田キャプテン
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◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ
○麻田一平キャプテン
「次回の九電に向けて収穫のあったゲームだった。価値のある勝ちだったと思います」
──前半のゲームの運びに関しては?
○麻田キャプテン
「横河の積極的な攻撃に受けてしまった。とにかく噛み合わなかった。三連敗したときの雰囲気になりかけていました」
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ライダー選手はマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた |
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横河武蔵野アトラスターズの反撃 |
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横河武蔵野は後半6点差まで追い上げた |
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