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4節 マッチ&会見リポート(神戸製鋼 22-25 福岡サニックス)
C:2008, JRFU(Photo by A. HASEGAWA)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 22-25 福岡サニックスブルース
(week4/2008年10月11日 at京都・西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場)
低気圧の通過にともなう雨があがり一転して快晴に、京都のラグビーファンの日頃の精進の賜物か。福岡サニックスブルースに対して過去負けなしの神戸製鋼コベルコスティーラーズ、4sトライ以上の5ポイントを獲得しての勝利をあげたいところ。
前半、7・14・21分と7分刻みにPGで着実に加点していく神戸製鋼、24分には4個目のPGで12点差をつけ神戸ペースでゲームは進んでいくが、ゴール前までは攻め込むもののなかなかラインを越えられないもどかしいゲーム展開。一方、33分にサニックスがPGで3点をかえし、その直後にはゴール前ラックから9番天本が抜け出し10番小野につなぎ左隅にトライ、ゴールも決まり12-10とサニックスが2点差まで詰め寄った。
後半15分に神戸がPGで15-10とするが、19分に神戸陣10M付近のラックからサニックス21番ヴァレンスが抜け出し、11番永留、15番古賀とわたりゴール中央へトライ、ゴールも決まり17-15と逆転、続いて22分に22番藤原が左中間にトライをあげ、ゴール成功で22-15と引き離しにかかるが、神戸も29分に22M左中間から22番ホラが左にキック、これを11番大橋がキャッチ、見事にキックパスがとおり左中間にトライ。ゴールを決め22-22と振り出しにもどす。しかしサニックス、34分に10Mライン付近から10番小野の約40メートルのDGがきまり、結局これが決定打となり25-22でサニックスが神戸製鋼に初勝利した。
平尾GM兼総監督(左)、後藤キャプテン
◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ
○平尾誠二ジェネラルマネージャー兼総監督
「前半の勢いからして出来の悪いゲームではなかった。油断があったわけではないが、突き放すことができなかった、してやられた感じ。小刻みにPGを狙うことがゲームプランではなかったがあれでよかった。あのまま突き放すことができればゲームは変わっていたと思う、ここという所で詰めが甘く、サニックスに息を吹き返す余裕を与えてしまい、相手の勝ちパターンにはまってしまった」
○後藤翔太キャプテン
「どれだけ攻めてもゴールラインを越えなければ意味がない、その部分の力の無さを今日は感じた」
藤井監督(左)、菅藤キャプテン
◎福岡サニックスブルース
○藤井雄一郎監督
「選手は最後までよく戦ってくれた。1トライ差くらいで引き離されずにくっついていけば何とかなると思っていた。後半の最後の厳しい時間帯をよくしのいだ」
○菅藤友キャプテン
「3週間の間に神戸にあわせた練習ができた。この勝利で自信がついた」
──神戸にあわせたとは?
○菅藤キャプテン
「(今までのゲームスケジュールでは)1週間で次の相手に合わせた練習をしてゲームにのぞむが、今回は3週間も神戸に対する調整ができた」
──前半、小刻みにPGで加点されたことについて。
○菅藤キャプテン
「最初『やばいな』とは思わなかったが、気がついたら12点差になって『まずいな』と。しかし精神的な動揺はなかった。あそこでトライをとられたらこたえるが、PGならキックオフで気持ちを切り替えてリスタートできると思っていた」
2008年10月12日
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