TOP
>
ニュース
> 3節 会見リポート(神戸製鋼 27-12 トヨタ自動車)
3節 会見リポート(神戸製鋼 27-12 トヨタ自動車)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 27-12 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
(week3/2008年9月20日 at長野・松本平広域公園総合球技場)
石井監督(左)、麻田キャプテン
◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ
○石井龍司監督
「本日の試合は、神戸さんの実力が一枚上手だったというところで完敗です。試合開始前の突然の雨で、選手に明確な指示を出しきれなかった私の責任であると感じています。そんななかで後半、選手たちが最後まで諦めずにやってくれたことが、後半戦に向けての好材料になると思っています。その芽を(次の試合がある)2週間後までに大きく育てて、残り10戦あくまでもトヨタのスタイルを貫いて戦っていきます」
○麻田一平キャプテン
「初めて長野県で、また素晴らしいスタジアムで試合ができるということで、試合前は楽しみにしていた一戦だったが、結果がついてこずトップリーグ開始以来トヨタとして初の3連敗となってしまいました。これは受け入れるしかないので、この負けを勝ちに変えられるように、2週間空くのでここでしっかりもう一度トヨタのラグビーができるようにやっていきたいと思います。試合の反省点などは自分自身ではわからないが、ラグビーは気持ちが大事だということを、神戸の選手を見て改めて思いました。いい勉強になったので、次の試合に向けてしっかりと準備して、やっていきたいと思います」
──雨という状況下で不利な材料は?
○石井監督
「前回のクボタ戦で出始めたトヨタのいい所として、ボールをつないで敵陣に入っていこうということを今回も目指したが、突然の雨でハンドリングミスが起きてしまったのが一番の誤算だと思っています。その部分で試合途中でも明確な指示を出せなかったことが私の責任として反省する所です」
──気持ちが大事という部分は?
○麻田キャプテン
「自分たちと神戸の選手の目を見てそう感じました。もちろん自分たちも2連敗して後がないという所で気持ちのなかでは充実していたが、雨でボールが滑る状況の中で、ルーズボールに飛び込む姿勢や、そういうリアクションの所で一歩引いてしまったのかなと」
──今後2週間でどんなことを?
○石井監督
「キャプテンが言った気持ということは、自分の中ではひとつひとつのミス、ここからゲーム途中ちょっとやや自信を失いかけた所があったのですが、ミスは誰にでもあることなので、そのミスに落ち込むことなくトヨタのボールを動かし、FWが激しく当たるというプレーをもう一度、2週間でしっかりと修正していきます」
──前・後半の立ち上がりで失点してしまう原因は?
○麻田キャプテン
「何ででしょうね。やっぱり結果がついてこないので自信がなくなりつつあるのかなという‥‥。それくらいしか分からないですけど、やっぱりどうしても単純なミスがひとつ起きてしまうと、下を向きがちなそういう雰囲気が立ち上がりの失点につながっているのかなという気がします」
──攻めていながら取りきれずPGで失点してしまうケースが多いが?
○石井監督
「取りきれば逆の展開になると思うので、そちらのほうをしっかりと修正したい」
平尾GM兼総監督(左)、後藤キャプテン(中)、マン・オブ・ザ・マッチの大石選手
◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ
○平尾誠二ジェネラルマネージャー兼総監督
「今日は3戦目で相手もトヨタさんということで、トヨタも今シーズンの出来具合が良くなかったのと、昨年大敗を喫していたので3連勝して今後をやりやすくしたかったという気持ちが正直あった。ミスが目立ったゲームではあったが、我々としては内容云々よりも、しっかり勝てたということが大きかった。試合の流れそのものは少しずつ良くなっていると思うので、ここでしっかり調整して次の節に臨んでいきたいと思います」
○後藤翔太キャプテン
「去年ああいうゲーム(大敗)だったので、リベンジできてうれしいです。そのためにやってきたので。ちょっと疲れとかもチームにあって、モチベーションを持ってくるのがなかなか難しいところもあったが、いい気持ちで試合に入れたのがよかったのかなぁと思います。こうして大石がマン・オブ・ザ・マッチを取ってくれて非常にうれしいです」
○大石選手
「マン・オブ・ザ・マッチというすごく光栄な賞を頂いて本当とてもうれしいです。今日もそうですし毎試合そうですが、個人的にはディフェンスからリズムを作っていこうと思っているので。結果取れたトライもディフェンスからリズムを作ってそこから取れたトライだったので、自分としてもうれしいです。2週間空きますが、3連戦に向けてチーム一丸となって、少しでもチームに貢献できるよう頑張りたい」
──雨が降ってから作戦を変えた?
○平尾総監督
「作戦ということではないが、雨の中で非常に良いゲームマネージメントが前半できていたと思うし、無駄のないハイボールを使ったゲームメークがしっかりできていた。菊池のゲームメークも良かった。自分はハイパントの指示は出していないが、個々の判断でハイボールでしっかりとゲームを作っていこうということだったのではないか。(キャプテンに対して)翔太のキックも良かったけれど、もう少ししっかりチェイスしていればなお良かったね(笑)」
──トヨタのナイーブな部分は感じたか?
○後藤キャプテン
「そういう風には感じた。ひとのことをどうこう言うわけではないが、ちょっとコンタクトに威力がなかったと感じた。去年ボコボコにされてそのイメージがあったので、そこと比較するとそう感じた。ウチは(伊藤)剛臣さんもスイッチが入っていたし、コンタクトでいいドライブがあったので、ああいうコンタクトを続けられればウチもいいと思います」
2008年9月22日
本サービスの全てのページは、著作権により保護されています。
本サービスに含まれている全ての著作物を、著作権者の事前の許可無しに複製、変更することは禁じられております。
2003 Copyright (財)日本ラグビーフットボール協会 All rights reserved.