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2節 マッチ&会見リポート(近鉄 18-14 コカ・コーラウエスト)
近鉄ライナーズ 18-14 コカ・コーラウエストレッドスパークス
(week2/2008年9月14日 at大阪・近鉄花園ラグビー場)
双方、前節の開幕戦に勝利し、連勝で勢いをつけたい近鉄ライナーズとコカ・コーラウエストレッドスパークスの試合が、蒸し暑さの残る、近鉄花園ラグビー場で行われた。
コカ・コーラは、前半のほとんどを動きの悪い近鉄の陣内奥深くでゲームを進めたが、自らの反則でチャンスを逃す場面が多く、6分、22mL右ラインアウトからの近鉄のSH金のタッチキックを左LOの川下がチャージしてそのままトライした得点(GK成功0-7)のみで前半を終えた。コカ・コーラにとってはフラストレーションがたまり、近鉄にとっては、先週に引き続き我慢の前半戦となった。
後半、近鉄は依然として攻撃の糸口がつかめないものの、5分、13分とSO重光がPGを決めて着実に追い上げ(6-7)、16分、HWL左中間スクラムからの展開で左WTB四宮が左スミに飛び込み、ようやく地元ファンの期待に応えるトライをあげた(GK成功13-7)。一方、コカ・コーラもグラウンドを広く使う得意のライン攻撃で、19分、ニューフェイスの左WTBステイプルトンがすぐさまトライを返して再逆転(13-14)、一気に緊迫感が盛り上がる試合展開となった。近鉄は23分に交替で入ったバツベイを核とした攻撃で追撃し、30分、5m左中間スクラムからNO8→左WTBとつなぎ、再び四宮がトライをあげ、追いすがるコカ・コーラを振りきり、地元での初勝利を連勝で飾った。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチは2トライをあげた近鉄、四宮洋平選手に贈られた。(蜷川善夫)
C:2008, JRFU(Photo by A. HASEGAWA)
向井監督(右)、山口キャプテン
◎コカ・コーラウエストレッドスパークス
○向井昭吾監督
「前半トライが取れなかったこと、後半終了前10分間、特に3〜4分間は何もできなかったこと、クイックラックができず早くボールが出せなかったことが敗因」
──-春は近鉄に勝っているが変わったところは。
「近鉄の攻撃パターンは変わっていない。今日は、14名になったことやインパクトプレーに対する対応ができなかった。前半は、スタメンのバックスでボールを散らして得点が欲しかった。モールからのボールを散らせば何とかなると思っていたが弱さが出たかな」
○山口智史キャプテン
「スクラムのセットプレーがうまくいかず、チーム内のコミュニケーションは良かったが、スクラムやラックの解釈で、レフリーとの間に違いがあった。自分もコミュニケーションを取ろうとしたがうまく行かなかった。トンプソンら3人のFWの圧力に負けたことが敗因と思う」
スローン ヘッドコーチ(左)、トンプソンキャプテン
◎近鉄ライナーズ
○ピーター・スローン ヘッドコーチ
「結果は良かったが課題は多い」
──ハーフタイムにはどんなコメントをしたのか。
「小さい間違いが多い。前半はディフェンスは良かった。後半は風を使おう。全員が良いボールを出せるように考えてプレーしよう」
──課題とは何か。
「もっと自分のプレーを信じて欲しい、トップで2つ勝ったが、さらに上のレベルでは勝てない。スクラムは安定しているがラインアウトで4回のノットストレートは良くない」
○ルーク・トンプソン キャプテン
「結果は良かったが課題は多い。改善点はある。前半は圧力に負けたが後半は修正できた」
2008年9月15日
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