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石井監督(右)、麻田キャプテン
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山神監督(右)、鈴木キャプテン
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トヨタ自動車ヴェルブリッツ 15-19 クボタスピアーズ(12月15日)
ジャパンラグビー トップリーグ第7節は、初の滋賀県開催、大津市にある皇子山陸上競技場で行われた。ホームゲームであるトヨタ自動車ヴェルブリッツは第6節を終えた時点で第5位、対するクボタスピアーズは第9位で追いかける。
前半は、トヨタ自動車ヴェルブリッツのキックオフ、クボタスピアーズが風上をとり始まった。前半3分クボタスピアーズは敵陣で得たペナルティでPGを選択し、SO伊藤が狙うも失敗(0-0)。前半12分クボタスピアーズのハイパントを受けたFB内藤が右への力強いランでWTBセコベに繋ぎ、WTBセコベとCTB岩本とが巧みに繋いで、右中間にCTB岩本が先制トライ(G不成功 5-0)。前半21分クボタスピアーズは敵陣ゴール前(右15mライン上)で得たスクラムからNo.8ケフの左へのサイドアタック。前半24分その際のラックでオフザゲートの繰り返しの反則を取られてトヨタ自動車ヴェルブリッツNo.8菊谷がシンビンとなった。前半25分クボタスピアーズは、シンビンで得たペナルティでラインアウトを選択し、モールで押し込み崩れた後もラックサイドをしつこく突きゴールポスト右にPR中島がトライ(G成功 5-7)。トヨタ自動車ヴェルブリッツはDF裏へ何度も抜け出てチャンスを作り、クボタスピアーズはモールで前進するものの両チームとも得点に繋がらず前半を5-7で折り返した。
後半10分トヨタ自動車ヴェルブリッツは敵陣ゴール正面で得たペナルティでPGを選択し、WTB水野が確実に決めて逆転した(8-7)。後半12分クボタスピアーズはすぐに反撃。ハーフウェイライン上センタースクラムから右方向へSH茂木-CTB吉田-No.8ケフ-WTB小堀と繋ぎ右中間へトライで再逆転した(G成功 8-14)。さらにクボタスピアーズは後半19分敵陣で得たペナルティでラインアウトを選択し、モールを押し込み左隅にLO赤塚がトライし点差を広げた(G不成功 8-19)。後半20分劣勢のトヨタ自動車ヴェルブリッツはWTBセコベに代わりFIJIのセブンズのヒーローでセレビ2世と称されるWTBライダーを投入して形勢逆転を図る。後半36分トヨタ自動車ヴェルブリッツのゴール前での連続攻撃に対してクボタスピアーズ・キャプテンFL鈴木が反則を繰り返しシンビンとなった。その直後の後半37分トヨタ自動車ヴェルブリッツのラインアウトモールを押し込みNo.8菊谷がトライで反撃した(G成功 15-19)。しかしここでフルタイムとなり最終スコア15-19で、クボタスピアーズの勝利となった。クボタスピアーズは今季2勝目を上げた。また同時に対トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦初勝利も上げた。
クボタスピアーズは、トヨタ自動車ヴェルブリッツの後半の猛攻を振り切り、リーグ戦後半に向けての手応えが感じられる一戦となった。トヨタ自動車ヴェルブリッツはチャンス作るものの得点に結びつけることができずに惜しい敗戦となった。(上田恭平)
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