地元、トヨタ自動車ヴェルブリッツ登場で5000人を超える観衆の中、名古屋・瑞穂での開幕ゲームの第2試合が始まった。開始よりFWの突進を軸にリズム良くトヨタが攻めるも得点に至らず。反対にしつこいディフェンスの三菱重工相模原ダイナボアーズ。攻めてもライン裏へのパントを有効に使い陣地を取り戻す。15分過ぎラックよりラインに回し14番遠藤が先制トライ。しかし、トヨタは密集での反則が多く、攻めるもリズムに乗れない。25分過ぎに三菱重工相模原がトヨタ反則直後のラインアウトより11番コリンズが抜け出しトライ。ゴールも決まり5-7と逆転。38分にはPGを成功させ5-10と得点を伸ばした。トヨタは攻めるもノッコンでチャンスを潰し前半を終了。
後半、レフリー牧野氏が負傷のため、相田氏に替わった。開始直後トヨタがFW、BK一体となりリズム良く攻め、ノーホイッスルトライを奪い12-10と逆転。トヨタはリズムが戻りつつも三菱重工相模原のディフェンスが厳しく、有効なボールが出ず得点に結びつかない。しかし15分過ぎより三菱重工相模原FWに疲れが見え始め、トヨタは菊谷、正面、遠藤の突破より16、20、24、29、33分と連続トライを奪い試合を決めた。35分過ぎには、トヨタの新外国人でフィジーの7人制代表のライダーが登場し、観客が盛り上がる中、1パスを受けると3人をかわし中央にトライ。終了間際にも1トライを追加し59-10でノーサイドとなった。(大久保 誠)
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トヨタ自動車ヴェルブリッツ 59-10 三菱重工相模原ダイナボアーズ(11月3日)
◎三菱重工相模原ダイナボアーズ ○相良監督 「前半は40分間積極的に戦えた。後半14点差となったときに1本トライが取れれば流れが取り戻せると思ったが、ゲームマネージメントが悪かった。大量失点は仕方がない。トヨタの強い当たりには負けてないと思ったが」
○佐藤主将 「前半は思った通りのゲームプラン。後半は、タッチキックがラインを割らずにずるずると失点を重ねた。自分たちで流れを崩した。来週からプレーの精度を上げたい。当たりは受けていなかったが、80分間続けられなかった。80分間続けられなかったのは、フィジカルなことではなく、メンタルダメージが大きかった」
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◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ
○石井監督 「自分たちを忘れるとこのようなゲームになると戒めるようなゲーム。初勝利もキャプテンに試合終了後言われ気づいた。素直にうれしい。無様だが次につながる勝利だと思う」
○麻田主将 「試合前にチャレンジャーで行こうと声をかけた。しかし三菱の方が低く、こちらが慌て、入りが悪くなった。ハーフタイムで監督より基本プレーをしていけば、こちらのリズムになるとアドバイスを受けた。ボールを持ったら前に出て、テイクオーバーしていったらリズムができた」
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