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2節 マッチ&会見リポート(コカ・コーラウエスト 25-13 クボタ)
前半6分クボタ自陣ラックからNO8ケフが突破、FBマクイナリにつないでトライ、ゴール成功で7点先取、クボタの特徴を活かした攻撃でペースをつかむ。その後、クボタはキックで相手陣へ。そこでの密集で時間をかけ、あせるコーラの反則を誘いPGで加点、37分にコーラがPGで3点返し、3-10で折り返す。
後半8分にコーラはラックから少ない人数で早くボールを出し、ワイドに動かして左中間にトライし追い上げる。16分、22分にそれぞれがPGで加点しその後膠着状態に。ゲームが動いたのは30分過ぎ、31、33分とコーラが立て続けにトライし25-13と一気に勝負を決めた。
スタートダッシュで外国人の突破力で得点し、突き放したかったクボタに対し、我慢のDFでしのいだコーラ。後半の早い時間でFBをジョーンズに替え、キックでFWを楽にし、後半の最後の最後の勝負に持ち込んだ向井監督の策が決まったゲームだった。(廣島治)
コカ・コーラウエスト、チャンスに大きく外へ展開
コカ・コーラウエスト、全員で前へ!
C:2007, JRFU(Photo by A. HASEGAWA)
山神監督(右)、鈴木キャプテン
コカ・コーラウエストレッドスパークス 25-13 クボタスピアーズ
(11月3日)
◎クボタスピアーズ
○山神孝志監督
「前節(三洋電機ワイルドナイツ戦)は荒天の影響もあり、ゲーム以外の事で集中できない部分もあって、やられてしまった。今日はチームとしての意思統一はできていたが、最後に競り負けてしまった。
(後半風上を利用したゲーム運びができなかったことについて)後半の入りが、シンビン(前半39分、FBマクイナリ)により14人でのプレーを余儀なくされたため、まず凌ぐことに主眼を置いてボールキープを優先させた。その上での敵陣勝負を意識していたのだが、相手が上だった。
前節では同時に二人がシンビンであった状況もあったので、プレーヤーも注意をしていたと思うが、タックルの解釈でレフリーと見解が異なっており、その意味ではゲーム中の修正能力に甘さがあった」
○鈴木力キャプテン
「最後に突き放される結果になり、非常に悔しい。日々チーム内で変革が起こっており、状態として上向きなのだが、個々がお互いを信じ切っていない。メンタル面での問題である」
空中戦を制したクボタ、ケフ
トライへ! クボタ根岸
向井監督(左)、山口キャプテン
◎コカ・コーラウエストレッドスパークス
○向井昭吾監督
「前半は我慢する場面が多かったが、後半勝負と踏んでいた。FW、BKともよくディフェンスしたと思う。今日のテーマはボールを動かすことだったが、良い出来だった。クボタは前半の入りに優れているチームなので注意していたが、最小失点に近い形で折り返すことができた。クボタNO8ケフについては、突破した後、繋ぐことに優れたプレーヤーなので、カラダをしっかり当ててDFするよう指示した。ジョーンズの投入は若干早めだったが、効果的なゲインを繰り返す等、正解だった。前節はケアレスミスから得点できず敗れたので、今日は、プレーの精度を上げることを意識した。
今年のチームスローガンは"進化"だが、アタック・ディフェンスとも、ひとつひとつ全力を尽くした結果が今日の勝利であり、ひとつの進化である」
○山口智史キャプテン
「先週敗れていたこともあり、今日は大事なゲームだったが、よく我慢したと思う。後半20分からが勝負と睨んでいたが、果たしてその通りだった。前節は敵陣ゴール前で、FW勝負に固執したため得点できなかった。その反省を踏まえ、今日はボールを動かすことを強く意識し、得点を重ねることができた」
2007年11月7日
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