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12節 マッチ&会見リポート(日本IBM 27-27 クボタ)

クボタスピアーズのキックオフで試合開始。
クボタが攻撃のリズムに乗れない間に、IBMマアマ・モリティカが前半10分に先制トライ。その後スコアが動かなかったのだが、30分にクボタのマーティン・ヴィールがシンビンで一時的退場になった1人少ないところをIBMマアマ・モリティカがトライで12-0、IBMがリードで前半を折り返す。
後半、攻撃のリズムが戻ったクボタが5分に萩原、10分にダミアン・マクイナリと連続トライで逆転し、その後16分と24分にPGを決めて8点差に突き放すが、そこからIBMの反撃が始まり27分に阪元、32分にマアマ・モリティカが本日3本目のトライでクボタを逆転、36分にキャプテン高のPGが決まり7点差となり、これで勝負ありと思われたが、ロスタイムにクボタのダミアン・マクイナリがトライ、10番伊藤がキックを決め同点にして、27-27でノーサイドとなった。


クボタスピアーズ
山神監督(右)、鈴木キャプテン
山神監督(右)、鈴木キャプテン

日本IBMビッグブルー 27-27 クボタスピアーズ(1月8日)

◎クボタスピアーズ
○山神孝志監督

「モチベーションの問題がサニックス戦からあって、直りきっておらず、なんとなくうまくいっていないところをIBMさんにやられて、もつれた試合になってしまったと思います。前半はまったく良いところがなく、タックルミスや、継続できるところのミスが出ました。後半、2トライ獲ったところは今シーズンやってきたラグビーの力が付いて来たところです。敵陣へのカウンターの仕掛け、強さ、技術、精神で劣っていますので、すべて最終戦までの厳しい練習で修正し、生き残った選手だけでやるくらいの気持ちで臨みます。
選手は良く勝ち越しのチャンスを残してくれました。これまで、クボタは勝ち越した年がありませんので、勝ち越したいと思います。これからトップの数チームはどんどん高まって力を伸ばしますが、クボタは休みに入ってしまうので、その差はとても大きいと思います。厳しさを持って、チーム全員やるべきことをやって臨みたいと思います」

○鈴木力キャプテン
「しっかり準備してきましたが、選手たちの気持ちの部分でどこかに隙があって、相手の何が何でも勝つという気持ちに、相手のペースにしてしまったのが反省点です。しっかり準備をして、最終戦で勝ち越したいと思います。このシステムだからモチベーションが上がらないということはありません。この位置になったのは自分たちの力が足らなかったからです。ただ、前半戦、上位に当たっていたので、最後に自動降格を争うチームと戦うことになり、それは避けたいという気持ちはあります」


日本IBMビッグブルー

大西ヘッドコーチ(右)、高キャプテン
大西ヘッドコーチ(右)、高キャプテン


◎日本IBMビッグブルー
○大西一平ヘッドコーチ

「結果的には残念ですが、チームは練習でも良くなってきています。1ヶ月のブランクのあと、チームは格好が付いてきました。前半、簡単に点を取りにいこうという軽いプレーがありましたが、後半は戦術的にコントロールしていけました。前半のあたまは15分守りに入ってしまい、身体が動かず、リアクションが悪い面がありましたが、試合途中から我々の目指してきたアタッキングラグビーをやっていこうという指示が通りました。一歩前進、収穫だったと思います」

○高忠伸キャプテン
「結果的に引き分けになってしまいましたが、要所要所でIBMのラグビーを披露できました。悔いはたくさんありますが、良いゲームができたと思います。自動降格をかけて、セコムさんと直接対決になりますが、絶対にトップリーグに残りたいと思います」


2007年1月8日

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