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7節 マッチ&会見リポート(日本IBM 17-28 福岡サニックス)

曇りの中、時々陽が差し、風が心地よい天気。前節を終えて9位のサニックスと11位のIBM、トップリーグ前半の最後としてどちらも勝って後半戦につなげたいところ。
前半10分、サニックスのペナルティからIBMが仕掛け、最後は左隅に先制トライをあげる。その後はお互いにキックを使って敵陣には入るものの、どちらも得点に結びつけることができない。そして前半の21分にトライをとったのもIBM、キックも成功し12-0とした。サニックスは相手の反則からタッチに蹴り、ラインアウトから敵陣5mの地点でラックとなるがノックオン、やっと手にしたチャンスもものにできない。前半の31分にはIBMがシンビンで一人少なくなり、この間にサニックスは1トライ1ゴールで12-7とするがIBMも1トライを取り、17-7で前半を終える。

後半開始早々、サニックスが積極的に攻めるもミスが続く。ようやく後半15分にサニックスの渡辺がディフェンスのギャップを抜けて中央にトライし、ゴールも決めて17-14と勢いづく、その後もサニックスはグラウンドを左右に広く使って後半35分、39分と5分で2トライ、キックも正確に決め最終的には17-28でサニックスが勝利した。
この日もハーフタイムにちびっこチアが登場、ボールボーイは世田谷ラグビースクール、熱い試合を目の前で見た子供たちがトップリーグの選手に憧れて、大人になってもラグビーを続けてくれれば嬉しいものです。
日本IBM 17-28 福岡サニックス   日本IBM 17-28 福岡サニックス   日本IBM 17-28 福岡サニックス
日本IBMビッグブルー

大西ヘッドコーチ(右)、高キャプテン
大西ヘッドコーチ(右)、高キャプテン

日本IBMビッグブルー 17-28 福岡サニックスブルース(10月21日)

◎日本IBMビッグブルー
○大西一平ヘッドコーチ

「非常に悔しいゲームです。うちにとって非常に大きな敗戦でした。加瀬選手のスタンドオフは、練習試合も数多くしてきたところでしたので期待していたのですが。決してサニックスさんに対して受けたゲームをしたわけではありません。前半5分くらいでコンディションの悪い選手が出て、想定していなかったことが4つも5つも重なって起きてしまったという感じです」

○高忠伸キャプテン
「えー。(と絶句して)ちょっと何を言っていいのか分からないくらい悔しいです。敗因も今はちょっと分からないです。今は、とても考えられない状態です。後半は、前半の流れを継続しようとしたのですが、ちょっとポツポツと集中力が切れた選手が出たら、連鎖反応のように崩れてしまいました」


日本IBM 17-28 福岡サニックス   日本IBM 17-28 福岡サニックス   日本IBM 17-28 福岡サニックス
福岡サニックスブルース

藤井監督(右)、古賀キャプテン
藤井監督(右)、古賀キャプテン

◎福岡サニックスブルース
○藤井雄一郎監督

「非常に重要なゲームでした。正直なところ、前半は受けてしまいました。ハーフタイムに前へ出る気持ち、メンタルな部分を修正して、今までその部分でやられていたことを、選手たちがよく頑張って乗り越えてくれました。その意味で、西端選手が出ると、皆がフラットな気持ちでいるときも元気が出ますので、後半はミュアに代えて出しました。僕らはいつも我慢、去年もずっと我慢してきて(笑)、気持ちが乗っても身体が付いてこなかった部分が、今年は付いてくるようになったのが進歩と言えるでしょう。去年負けたから、今年があります。IBMさんに今年も負けたら、去年の悔しい気持ちをバネに、1年頑張ってきたことは何だったのか、ということになりますから。昨年同時期より何倍もポイントが取れて、選手たちは努力したと思います。後半戦は本当の意味でラグビーを楽しんでほしいと思います」

○古賀龍二キャプテン
「前半はIBMさんの早い仕掛けに、前でディフェンスしようとしましたが、受けてしまって、ミスも出てしまいました。後半は、技術的に劣っているとは全く感じなかったので、後は気持ちの面だけでした。ハーフタイムに監督に『お前ら、気持ち出せ』と激しく檄をとばしてもらって、それが勝てた一番の要因だと思います。ここ3試合、3トライで止まってボーナスポイントを逃していたので、きっちり意思統一して4トライでポイントを取ろうと臨みました」




2006年10月22日

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