肌寒い雨の中、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われた。岐阜県では初のトップリーグの試合であり、岐阜県ラグビーファンの見守る中、コカ・コーラのキックオフで試合が始まった。前半はトヨタが11分に廣瀬選手のPK成功で3点先取した。23分には、コカ・コーラも淵上選手のPKで追いつき同点となった。その後31分にトヨタがPKを決め6対3のトヨタリードで折り返した。
後半2分トヨタが攻め込み相手陣スクラムから9番麻田選手が左サイドをつき11番遠藤幸選手が左隅にトライを決めた。その後、16分にトヨタが中央ラックから左に展開しラストパスをNo8の菊谷選手が左隅にトライを決め突き放した。28分コカ・コーラの9番竹内選手が相手陣22m付近ラックより左サイドを突いてトライを決め、ゴールも成功し20対13となった。終了間際には、トヨタ陣ゴール前でコカ・コーラがモールを組み(バックス2名を残し全員モールに参加)トライを狙ったが後一歩押し込めずノーサイドとなった。
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向井監督(右)、山口キャプテン
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トヨタ自動車ヴェルブリッツ 20-13 コカ・コーラウエストレッドスパークス(10月1日)
◎コカ・コーラウエストレッドスパークス ○会見コメント 「2週間の練習期間があり、十分な練習ができた。準備の中でセットプレーがある程度安定すれば戦えるという自信があった。ラックプレーにおいてはあらかじめ自信があり、今回も自分たちのプレーが通用することで、負けはしたけれど、自信につながり今後につながるゲームであったと思っている。しかし、キック後のカウンターアタックでトライをとられたので、ディフェンスの修正をしたい。
自分たちより弱いチームはないと考え、試合に臨んでいるが、トヨタ戦でトライを取れたことを自信にして、さらにいいパフォーマンスができるようにがんばりたいと思っている」
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朽木監督(左)、麻田キャプテン
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◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ
○会見コメント
「2週間の十分な休息、準備を持って臨めた。コカ・コーラはひたむきで良いチームであり、上位を望めるチームと分析し、気合を入れて試合に臨んだ。今日の試合は攻撃的な戦略を立てて攻撃することを考えたが、雨のためボールを展開するラグビーができず、また相手の鋭いディフェンスでもたついてしまった。しかし、ディフェンスが最後まで機能したことは大きな収穫であった。
後半は攻撃するエリアを前にあげてプレーすることで、開始早々にうまくトライにつなげることができてよかった。
ディフェンスも粘りでコカ・コーラの攻撃をうまく中断できた」
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