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3節 マッチ&会見リポート(クボタ 25-20 三洋電機)
肌寒い曇り空の下で行なわれた。メインスタンドに陣取る大応援団の席から響くクボタの応援、負けじと三洋電機の応援、そんな中、クボタのキックオフで試合が始まった。
両チームともに試合前の雨露の影響か、滑る選手が続出した。PGで着実に点を重ねるクボタが有利かと思われたが、前半34分、オフロードパスなど立ってつなぐラグビーをした三洋電機がフィールドをいっぱいに使い、最後は14番 北川がトライをした。38分にも華麗なステップでディフェンスを抜き、トライ。前半を13対14の互角な戦いを繰り広げた。
後半8分、三洋電機がPGで13対17と差を広げるも、13分、クボタの11番 本吉選手が三洋電機のWTB、FBを抜き去りトライを決め20対17と逆転した。しかし後半18分、三洋電機 入江がPGを決め、同点に追いつく。三洋電機は19番 120Kgのエペリ選手など大型選手を投入するも成果が出ず、試合終了4分前、クボタの10番 伊藤選手が試合を決定付ける勝ち越しトライを決めた。長野県初となるトップリーグの試合は最後まで目が離せない展開となり、観客を大いに沸かせた。
クボタスピアーズ 25-20 三洋電機ワイルドナイツ
(9月16日)
宮本監督(左)、三宅ゲームキャプテン
◎三洋電機ワイルドナイツ
○宮本勝文監督
「勝負どころで負けていた。完敗」
○三宅敬ゲームキャプテン
「トライを取りきれるかどうかが、勝敗の差を分けた」
山神孝志監督(左)、鈴木キャプテン
◎クボタスピアーズ
○山神孝志監督
「勝つという気持ちを全面に出すことができた。(決勝トライを取る前の同点時に)悔しい思いをしたくないという強い気持ちがあった。プレッシャーをかけ続けることができたのが勝因。満足のいく結果だ」
○鈴木力キャプテン
「1・2節と連敗していたので、何とか(連敗を)止めたい試合だった。シーズンに向けて、ペナルティー・ターンオーバーからの速さを課題としてきた。FWにペナルティが多いので、そこは改善していきたい。三洋はパワーで押してくるチームなので、スピード勝負を心掛けた。相手にオフロードさせないことを常に意識した。
(モールで押し込むシーンが目立ったが?)モールによって前進し敵陣に行くことは、チームで統一していた」
2006年9月20日
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