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リコーブラックラムズのレーンヘッドコーチ(右)、田沼主将
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◎リコーブラックラムズ ○ティム・レーン ヘッドコーチ 「今日の試合でリコーラグビーの本当の姿をお見せすることができたと思います。今年一年見られなかったようなボールの持ち方が良かったと思います。ディフェンスでは1年間良くないところがありましたが、今日もいくつか出てしまいました。リコーとしては、もっと大きいラグビーを目指すのか、ダラダラやって入れ替え戦で良いゲームをやるような現状維持でよいのか、大きな決断を迫られていると思います。
22人のメンバーとも話し合わなければなりませんが、トップ4から7位くらいのチームでは多分半日仕事、半日トレーニングで、比較的良い状況だと思います。どのくらいのラグビーをしていくか、リコーにとって大きな決断というのはそういう意味です。今年は難しい一年でした。正直、プライベートでは単身赴任でしたので家族ともほとんど会えない状況でした。
私の去就は、希望としては、来年もぜひリコーで契約したいと思います。すでに来年のオプションは伝えてありますので、来週にはリコーの方たちとミーティングすることになるでしょう」
○田沼広之主将 「この一年、リコーとして、ベストラグビーをやろうとしてうまくいかなかったが、来年もトップリーグという同じ舞台に立てることができてホッとしています。ティムを始め、会社、まわりの皆様に最後に恩返しできたかと思います。次のシーズンではキャプテンがこの場で同じことをいうような、毎年の繰り返しにならないようにしたいと思います。
正直、うちが完全に優位だったとは思えませんが、ホンダさんはボールコントロール、凌ぎ合いの面でトップリーグのチームと比べればプレッシャーが少なかったかもしれません。しかし、前へ出る力はトップリーグと同じくらいと感じました。細かいところの激しさ、しつこさなど、自分たちのやるべき核となることを決めて、選手一人一人が取り組んでいかねばなりません。自分を含めて、どこかに甘さだとか、厳しいところから逃げているとか、原因が必ずあると思います。自分たちで見つけていかないとどんなに良い戦術があってもダメです。選手がもう一つ上のランクにいかなければなりません。
最後の一週間、正直、選手の危機感が出て極めてネガティブでした。試合で良いとき、悪いときがあるのは、僕はメンタルな部分が大きいと思います。いつでもこういう状況でも力が出せるようにならなければと思います。この経験を生かしたいと思います」
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