クボタスピアーズの荻窪監督(中央)、山口キャプテン(右)、ジョー・ロフ選手

◎クボタスピアーズ ○荻窪監督 「多くの人に支えられ一年間プレーができたことにお礼を申し上げます。今日のクボタの大応援団には心から感謝します。このような大きな舞台で試合ができ、幸せでした。 試合は、サントリーの速いテンポ、ワイドありミドル、近場ありの多彩な攻撃、前で出る圧力に屈した感じです。 サントリーにはぜひ優勝してもらいたい。この一年間、勝てなかった時もずっとクボタのラグビーを貫けて良かったと思います。また誇りに思いたい。一年間ありがとうございました」 ○山口キャプテン 「今日グラウンドに来てくれたファン、クボタのたくさんの応援に感謝します。クボタは、前に出るサントリーの圧力に負けました。すべての面で上回っていました。来年に向けてサントリーに勝てるチームを作り、挑戦をしたいと思います」 ――13対0になってからチームに変化があったのか。 ○山口キャプテン 「ポイント周辺からのキックに圧力を感じ始め、クボタがディフェンスしきれなかった」 ◆ジョー・ロフ選手の引退コメント 「プロのラグビー選手が引退を決意することはつらいことです。自分が思った以上に貢献できなかったことを考えれば、正しい選択だったと思います。日本で『クボタ』というチームを最後に引退できたことに誇りを持っています。日本でプレーさせてくれた監督、クボタのチームメイトに感謝します。また、日本のラグビー界に関わることができ感謝しています。チームにもすばらしい友人にも恵まれ、この一年間よい思い出になりました」 ――ロフ選手の今後は。 ○ロフ選手 「自分でも怖いと思っているのですが、現在は何も決まっていません。オックスフォード大学へ行きたいという希望も持っています」

サントリーサンゴリアスの永友監督(右)、田中キャプテン

◎サントリーサンゴリアス ○永友洋司監督 「まずクボタの選手に感謝を申し上げたい。サントリーの選手は良く頑張ってくれた、選手たちを誇りに感じています」 ○田中澄憲キャプテン 「ゲーム前に全員で決勝に行こうと誓った。サントリーらしく全力でひたむきなプレーによってクボタに勝てた」 ――最初に点を取られたがどのように修正したのか。 ○田中キャプテン 「マクイナリ選手のところにボールを運ばれ、カウンターアタックをされてしまった。一時的にパニックになったので、タッチキックでゲームを切りラインアウトでプレッシャーをかけることにした」 ――ケフ選手について。 ○田中キャプテン 「キレのあるワイドなステップは、初体験でした。次に対戦するときは一人ひとりがタックルにいくのではなく、ワンラインで守るようにしたい。その点、勉強になった」 ――次の東芝戦について。 ○永友監督 「リーグ戦より今は成長をしていると思う。東芝に胸を借りるつもりで臨みたい」 ○田中キャプテン 「リーグ戦では完敗したが、今度は勝ちたい」