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マイクロソフトカップ 準決勝プレビュー
FW戦の攻防がポイント
=東芝府中 vs NEC――マイクロソフトカップ準決勝=
トップリーグの上位8チームで争うマイクロソフトカップは29日、東芝府中ブレイブルーパス-NECグリーンロケッツ(14時、東京・秩父宮)、サントリーサンゴリアス-クボタスピアーズ(14時、大阪・花園)の組み合わせで準決勝が行われる。
1回戦で神戸製鋼コベルコスティーラーズを圧倒した東芝府中だが、NECには9日のリーグ最終戦で5-20で敗れたばかり。嫌なムードが残っていそうだが、冨岡主将は「NECが(4強に)残ってくれて感謝している。前回の雪辱をしたい」と闘志十分。FWのパワフルな攻撃を軸に、FB立川、CTBマクラウドらバックスの多彩な攻めがかみ合っている。
2年ぶりの優勝を狙うNECが勝機をつかむには、箕内、マーシュら第3列の突進からFW戦で主導権を握れるかどうかがポイント。ここで後手に回るようだと、苦戦は免れない。最終戦で東芝府中を倒したとはいえ、優勝決定後の消化試合。気持ちを切り替えて挑みたい。
サントリーとクボタはともに初の4強入り。リーグ戦を3連勝で終えたクボタは終盤の勢いそのままに、1回戦では2位の三洋電機ワイルドナイツに快勝。SO伊藤が判断のいいプレーで巨漢ナンバー8ケフの突破力、FBマクイナリのスピードをうまく引き出している。ビッグタイトル獲得の初のチャンスとあって、チームのムードも高まっている。
一方、タイトルから遠ざかっているサントリーも、久々の好機に意欲十分。当たりの強いニコラス、アラティニ両CTBがチャンスを作り、WTB小野澤らの決定力に結びつけられるか。
2006年1月26日
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