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NECグリーンロケッツの高岩ヘッドコーチ(左)、浅野キャプテン
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NECグリーンロケッツ
○高岩映善ヘッドコーチ
「非常にコメントが難しいですね(笑)。選手も勝って複雑な気持ちだと思います。優勝が決まっての最終戦ということで、優勝チームに勝つことを目標としてやってきました。そのためには接点を制し、持ち味であるディフェンスでいかに敵を倒すかが勝負でした。浅野中心にチームが一つになってやってくれた結果だと思います。
11月のウィンドウマンスに、2試合やって、サウカワのウィングを試しましたが、間合いのあるプレーヤーで、かなり良い形ができたので、シェーンの怪我もあり、外国人枠の関係もあって使いました。
(あと7点で2位だったが)特にそこまで考えませんでした。東芝さんに22点差をつけるのはかなりハードルが高かったので。今日も3割くらい立ったままつながれて、チャンスを作られました。東芝さんがNECを嫌がっているのは、下にタックルに入って絡まれて倒されるプレーで、そこはできたと思います。選手が一番意識していると思います。東芝さんに対しての思いがあって負けたくないんだと思います。やることは春から掲げてあって計画的にやってきました。特に東芝戦のために変わったことはやっていません。チームのルールづくりが三洋戦の前はできていませんでした。負けたことでチームのディシプリンができたと思います。
(マイクロソフトカップでは)やっぱり、三洋、トヨタの負けた2チームと戦って勝ちたいですね」
○浅野良太キャプテン
「東芝さんにとって消化試合、うちは22点差以上で2位になれるという試合でした。勝ち点を取り、日本選手権のチャレンジャーとしてひたむきに行こうと考えていました。前半、5点に抑えることができて、NECのディフェンスを80分間続けることができました。攻められましたが、15人で信じ合ってディフェンスできて、良い試合だったと思います。マイクロソフトカップや残りのタイトルが取れるよう、我孫子でまた激しい練習をしていきたいと思います。
今日の目標は第一が勝つこと、第二が22点差以上つけることでした。後半のペナルティゴールを狙った場面は、12点差でしたし、15点差にしておけば2トライ2ゴールでも届かないので、精神的にも相手にダメージを与えられるという判断でした。勿論4トライを狙っていましたが結果的に取れませんでした。東芝さんも若干、メンバーが変わったし、起点としてのモールをある程度ディフェンスできました。接点のディフェンスも今まで練習してきたことが結びついています。モールといえば東芝のイメージが強いですが、NECもこだわっていますし、プライドを持ってやっています。
(日本選手権で早稲田とやる可能性が高いが)報道の方は過剰に早稲田が勝ってほしいと思っていらっしゃるのかもしれませんが、正直、1大学生チームだと認識しています。組み合わせもマイクロソフトカップが終わってのことですし、今はまずマイクロソフトカップ優勝まで3つ勝つということを目指しています。今日の試合の結果も、こちらの自信になりましたが、相手も一度負けて思いも強いと思いますので、しっかり準備と対策を立てて臨みたいと思います。もちろん、タイトルを取る自信はあります。マイクロソフトカップでは、高岩さんと同じく、負けた2チームとやってリベンジしたいと思います」
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