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12節 会見リポート(神戸製鋼 39-17 リコー)

リコーブラックラムズ
◎リコーブラックラムズ
○ティム・レーン ヘッドコーチ

「今シーズンのなかでも良い出来のゲームだったが、遅きに失した感がある。神戸製鋼に相当なプレッシャーをかけたが、モールプレーの巧みさでやられてしまった。非常にハードではあったが、収穫の多いゲームでもあった。
リーグの総括としては、怪我人の多いシーズンであった。今日のゲームで、SHの後藤崇志をWTBで起用せざるを得ないのは、その象徴である。(3シーズン連続の入れ替え戦出場について)同じプロセスをたどっては、同じ結果しか出ないということ。チームの方針も含め、変化が必要な時期に来ているであろう。3〜4年後をメドにチーム育成・強化を図るべきだ」

○田沼広之主将
「今日まで不本意なゲームが続いていたが、最終戦は納得のいくものであった。ボール支配はリコーのほうが上ではなかったかと思うが、結果、神戸製鋼の巧さにやられた。
今シーズンは、昨年までのディフェンスをベースとして、アタックに磨きをかけたが、接点で弱さが出てしまった。とはいえ、上り調子であるので、入れ替え戦で踏ん張り、06〜07年シーズンもトップリーグの舞台に立てるようにしたい」



神戸製鋼コベルコスティーラーズ

◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ
○増保輝則監督

「今日のゲームは、4トライ以上をあげ、勝つことを目標としてきたが、7トライは上出来だった。シーズン当初の課題は克服しつつあり、マイクロソフトカップに向け新たな気持ちで臨みたい。落ち着いてゲームコントロールができ、苦しい場面でも辛抱し、自分たちがやりたいプレーができるようになってきた。しっかりしたプランをプレーヤーが遂行し、不測の事態でもパニックに陥らず、一つ一つ着実に打開しているのが、最後の4連勝に顕著に表れている。
(SH後藤選手について訊かれ)シーズン後半、FWプレーヤーと積極的にコミュニケーションをとった結果、チームにフィットしてきた。今はまだ控えめだが、もっと個性を発揮すれば、FWを充分リードできるはず。
(指揮官としての2年目のシーズン総括を訊かれ)今シーズンは、特に後半、チームのブレが少なくなったと感ずる。それなりの手応えはあるが、残りのシーズンを勝ち上がるためには、もう一段ステップを上がらなくてはならない。無意識のうちにいいプレーができるようになっており、昨年よりレヴェルアップしているのは確かである」

○松原裕司主将
「ゲーム全体の流れは悪くないが、同じミスが前半に重なった。これではマイクロソフトカップを勝ち抜けない。ラインアウトについて、ゲーム途中で修正する等、場面に応じて柔軟なプレーが、随所でできるようになったことは成長の証である。しかし目に見えないミス、結果ミスに結びつかなかったミスが所々あった。マイクロソフトカップに向けて、チームの決め事をしっかり守れるプレーができるよう修正したい」



2006年1月11日

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