首位・三洋軸に優勝争い――3日にトップリーグ再開
=追う東芝府中、トヨタ、NEC=
ジャパンラグビートップリーグは12月3日から後半戦が再開する。1ヶ月の休止期間中、各チームとも強化練習に汗を流し、戦力の整備に力を注いだ。残り5試合、首位・三洋電機ワイルドナイツを中心に激しい優勝争いが繰り広げられそうだ。
前半戦は前回7位の三洋電機が予想を上回る破竹の快進撃。開幕6連勝、勝ち点28で単独トップに立つと、連覇を目指す東芝府中ブレイブルーパスが勝ち点2差で追い、さらに4差でトヨタ自動車ヴェルブリッツとNECグリーンロケッツが続いている。
第8節は
- NECグリーンロケッツ-サントリーサンゴリアス(3日、正午、東京・秩父宮)
- 東芝府中ブレイブルーパス-ヤマハ発動機ジュビロ(3日、14時、東京・秩父宮)
- 神戸製鋼コベルコスティーラーズ-三洋電機ワイルドナイツ(4日14時、大阪・花園)
と好カードが目白押し。三洋電機は2年目のSOブラウンがすっかりチームに溶け込み、FW、バックスを好リード。FWパワーも一段とアップして戦力も安定、前半戦の勢いをそのまま持ち込みたい。一方、試合巧者の神戸製鋼も初代王者の意地を見せ、三洋電機の連勝を止められるか。
5勝1敗で4位につけるNECは、前半戦81失点とリーグ最少ながら、140得点は6位で決定力にやや乏しい。サントリーも前半戦3勝3敗で6位。いまひとつ波に乗り切れない。両チームとも、大事な後半初戦を白星で飾り、弾みをつけたいところ
だ。
前半の全勝対決で三洋電機に屈した東芝府中だが、この1ヶ月でどこまで戦力を立て直してきたか。もともとリーグ一の攻撃力を誇るが、前半は力強さに欠けた面も。「東芝本来のダイナミックさを出したい」と薫田監督。ヤマハにしても、前半戦2敗はいずれもノートライと得点力に課題を残す。先手を取って試合の主導権を握れるか。
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