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7節 会見リポート(神戸製鋼 8-10 NEC)

神戸製鋼コベルコスティーラーズ、増保監督(右)と松原キャプテン
神戸製鋼コベルコスティーラーズ、増保監督(右)と松原キャプテン

◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ
○増保監督

「今日は本当に残念な試合でした。このような天候では、このような試合になることは私も選手も分かっていた。最後の最後でミスが続いてしまった。こんな時は大きなミスをしたほうが負けてしまうということを改めて思った。良い勉強ができた。今後、このような試合になったときにはしっかり勝ちたいと思う」

○松原キャプテン
「次はキッチリ勝ちたい。それ以外、(言うべきことは)何もない‥‥」

――前後半をリードしていた今日の戦い方はどうか。
○増保監督
「フォワードも良く頑張ってくれた。ディフェンスもキッチリできていた。パフォーマンス的にも選手の出来は良かった。長くラグビーをやっているとこんなこと(ノーサイド直前のトライで逆転されたこと)もあります。同じことを繰り返さないようにしたい。一ヶ月間、試合があくのでしっかり精進して頑張りたい」

――現時点での監督の課題は何か。
○増保監督
「大きな課題はないと思っているが、あえて言えば、今までやって来たことを確認することが第一であり、ひとつ1つのプレーの精度を高めることと思っている。これからスタッフと前半戦の分析をして良い形で三洋戦に臨みたい」

――優勝争いをしていく上で、3敗したことについて。
○増保監督
「私は当初から、先は見ずに万全の準備をして1試合1試合確実に戦って、勝利を積み上げていくことを方針にしていた。3敗だからという気持ちは私の中にはない」

――NECと戦ってモールはどうか。
○松原キャプテン
「まだまだ雑なところがあるが、意思統一して押せば神鋼のモールはもっと強くなるでしょう」

――神鋼から見てNECのラインアウトはどうか。
○松原キャプテン
「NECは体が大きいと感じた。それとNECは神鋼をよく分析しているな、という印象を受けた」



NECグリーンロケッツ、高岩ヘッドコーチ(右)と浅野キャプテン
NECグリーンロケッツ、高岩ヘッドコーチ(右)と浅野キャプテン


◎NECグリーンロケッツ
○高岩ヘッドコーチ

「前半戦の最後の試合、選手のコンディションも厳しい中、ポイントとなったのは接点での攻防でした。神鋼も接点でどんどん前に出てきた。NECは、チャンネルゼロのところで、徹底して前に出て止める。そしてボールを奪う。というコンセプトで戦った。最後まであきらめずに、戦ってくれた選手を誇りに思う。このような試合展開になってしまったのも、NECのミスからです。このあたりを11月中に建て直しをしたい」

○浅野キャプテン
「タフなゲームができたことに対して神鋼選手の皆さんに感謝をしたい。今日のキーワードは『フォワードのチャンネルゼロ1のところの攻防』であったと思います。前半開始20分頃、ゲームの流れをつかむという段階で、うまく敵陣に入れなくて、しんどい時間があったが、ディフェンスがうまく機能して辛抱できたことが良かった。後半最後の20分も敵陣に何回も入ったがトライを取りきれずにいた。しかし最後一発、トライができたことは、いままでの課題が克服できた成果ではないかと思います」

――最後のラインアウトをNECが取ったが、かなり研究をしたのか。
○浅野キャプテン
「神鋼のスローインが悪いわけでもなかったがNECがうまくチョイスできた。ラインアウトなどのセットプレーの重要性は理解しているので練習は日頃から行って来た」

――最後の場面でモールにこだわらずボールを出したが。
○浅野キャプテン
「基本的には、フォワードでトライを取ろうと思っていたが、崩れてしまった。ボールを出したのはハーフの判断だったと思う」


2005年10月29日

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