本日の第2試合は最後まで勝敗の行方が分からない接戦となった。
惜しくもプレーオフ進出を逃したトヨタ自動車はワイルドカードトーナメント2回戦に向けて最終節を戦う。一方、NTTドコモは第12節で初勝利したままの勢いで連勝を狙う。この試合でトヨタ自動車に「京都ゆかりの選手」が6名登録された。
NTTドコモのキックオフで試合開始。前半10分、先制点を挙げたのはNTTドコモ。ゴール前右中間ラック右サイドを左FLスティーブン・セテファノが飛び込んでトライ(0-5)。GをSOハミッシュ・ガードが決めて0-7とする。
一方トヨタ自動車も17分、10mL中央ラックから左へ展開、右WTB遠藤幸佑が相手ディフェンスラインを大きく突破し、左PR吉田康平・左WTB和田耕二に繋ぎポスト左下へトライ(5-7)。Gを地元出身SO文字隆也が決め7-7の同点とする。同じくトヨタは25分、10mL中央でパスが乱れるが、FB水野弘貴がカバーから一気に独走し、ポスト下へトライ(12-7)。GもSO文字隆也が決め14-7とリードを広げる。
このまま前半終了と思われた40分、NTTドコモがゴール前左ラックの左サイドを右FL川田涼が飛び込みシーズン初トライを挙げる(14-12)。Gを難しい角度からSO ハミッシュ・ガードが決め14-14の同点で前半を折り返した。
トヨタ自動車は序盤からパスミスでチャンスを逃す場面が目立った。対するNTTドコモは前半終了間際に同点とし、勢いに乗る。
後半2分、トヨタ自動車はゴール前右中間ラックから右へ展開。SH麻田一平から右WTB遠藤幸佑に繋いでゴール右隅へトライ(19-14)。Gも決まり21-14とリードする。
NTTドコモも後半8分に22mL中央ラックから左へ展開し、右WTBキャプテン平瀬健志がゴール左隅へトライ(21-19)。GをSOハミッシュ・ガードが決め、21-21で再び同点とするとNTTドコモへの大声援が競技場に響き渡った。
22分、トヨタ自動車は自陣ゴール前ラインアウトから後半出場の右LOアピ・ナイカティニが抜け出し10mLまで持ち込む。右サイドへ大きく展開し、地元出身のFB水野弘貴にボールが渡り、本日2本目のトライを挙げた(26-21)。
Gも決まり28-21となる。
後半38分トヨタ自動車は勝利を確実なものとする為、22mL中央での相手ペナルティーからPGを決めて31-21とした。
決して諦めないNTTドコモは後半ロスタイム、リーグ戦の順位を左右する大切なPGを22mL右中間からSOハミッシュ・ガードが決めて31-24としノーサイド。
マン・オブ・ザ・マッチはトヨタ自動車FB水野弘貴が選ばれた。
後半のトヨタ自動車はセットプレーやパスが安定し、本来の強さが光った。NTTドコモも最後まで粘り強いプレーが随所に見られた。
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