トップウェストAリーグを全勝で制した豊田自動織機シャトルズとトップイーストD1、トップウェストA、トップキュウシュウAの3つのリーグの2位チームのトップチャレンジ2から勝ち上がった三菱重工相模原ダイナボアーズの一戦である。
トップチャレンジ1では4チームで総当たりリーグ戦を行い、1位と2位のチームは自動的に2013年度のトップリーグへ昇格となる。3位4位になったチームは、今季トップリーグで13位以下が確定したNTTドコモレッドハリケーンズ、もしくは福岡サニックスブルースとの入替戦に回る。
第1節を勝ったチームは昇格にグッと近づくだけに両チームとも負けられない戦いである。
豊田自動織機シャトルズのキックオフで試合が始まった。
試合開始から目まぐるしく攻守が入れ替る展開で10分豊田自動織機のペナルティに、三菱重工10番ウォルダー選手がPGを決めて先制点を取る。0-3。
14分三菱重工6番李選手が縦に抜けだして中央にトライして10番ウォルダー選手がGを決めて0-10と突き放す。
21分三菱重工のペナルティに、豊田自動織機10番ジェラード選手がPGを決めて3-10。
24分豊田自動織機がラインアウトからモールを押し込み6番高田選手がトライして、左隅の難しいGを10番ジェラード選手が決めて10-10の同点にする。
27分豊田自動織機のペナルティに、三菱重工10番ウォルダー選手がPGを決めて10-13と再び引き離す。前半ノーサイド寸前に豊田自動織機がボールを保持して押していたが、点には結びつかなかった。
まだどちらに勝利が転がるのかわからない。
また三菱重工のシェーン・ウィリアムズがいつ出てくるのか後半戦が楽しみである。
三菱のキックオフで後半が始まる。12分三菱のペナルティに、織機10番ジェラード選手が中央20mのPGを難なく決めて再度同点になる。13-13。
ここで三菱重工は22番シェーン・ウィリアムズ選手が入替えで登場して場内が沸く。
21分、豊田自動織機のペナルティで22番ウィリアムズ選手が左足でPGを決めて三度突き放す。13-16。
23分、豊田自動織機が左へ展開して20-10-11-22番朝見選手とボールが渡ってトライを取って10番ジェラード選手がGを決めて豊田自動織機が初めて逆転する。20-16。
32分、攻め込んでいるのになかなかトライが取れない豊田自動織機はゴール前のラインアウトのこぼれ球を三菱重工に奪われるが、三菱重工のキックがタッチラインを割ることができず、逆に豊田自動織機に渡り10番ジェラード選手がDGを決めて23-16。
37分三菱重工のペナルティに、豊田自動織機10番ジェラード選手が中央45mのPGを決めて26-16。
このまま、ノーサイドを迎えた。
三菱重工は後半ペナルティが目立ち、そこから失点に結びついた。この後の試合はペナルティも含めて修正してほしい。
豊田自動織機は勝っても試合内容はよくはなく、グラウンド状況を差し引いても試合運びでは反省点が多く見受けられた。残り2試合気を引き締めて戦ってほしい。
トップチャレンジ1の第2節は1月12日(土)に大阪・近鉄花園ラグビー場で、「コカ・コーラウエストレッドスパークス×三菱重工相模原ダイナボアーズ」「豊田自動織機シャトルズ×クボタピアーズ」のカードで行われる。(奥山 禎晴)
|