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4節 会見リポート(ヤマハ 3-6 ワールド)

ヤマハ発動機ジュビロ、佐野ヘッドコーチ(左)と木曽キャプテン
ヤマハ発動機ジュビロ、佐野ヘッドコーチ(左)と木曽キャプテン
◎ヤマハ発動機ジュビロ
○佐野順ヘッドコーチ

「2試合連続、双方ノートライの試合でした。しかも連敗をしてしまって残念です。このような雨・悪天候のなかで、お互いにプレッシャーをかけて敵陣で戦ったほうが、最後には勝つなと思っていました。そういう意味ではワールドのほうがキックを有効に使っていたなと思います。ヤマハは、後方のキック処理で、もたつきがかなりあった。それが勝敗を分けたかなと思っている。試合前には、先週の試合を反省して、ブレイクダウンで勝つこと、ディフェンスで、相手のペネトレイターを止めること、と決めていた。おおむねできていたけれども、ちょっと惜しまれるのは、後半のラインアウトでマイボールがキープできなかったことです。ほんの少しのミスが勝敗を分けてしまった。今、非常にケガ人が多くて、ヤマハは試練の時と考えている。このような時こそ、皆がタフになれるように前を見て戦っていきたいと思います」

○木曽一キャプテン
「勝ったワールドに、素直におめでとうと言いたい。雨のなか、時間をかけて磐田から駆けつけたファンに感謝したい。ゲーム内容はコーチが言ったとおりタフな内容でした。ボールをキープできなかったことが敗因だと思います。ワールドのプレッシャー、そして有効なキックの使い方など、ワールドは、私たちより一枚上だった。これから、ステップアップしていきたいと本当に素直に思いました」

――後半20分のゴール前PKで、ゴールを狙わなかったが、その選択の理由は。
○木曽キャプテン
前半のラインアウトの獲得率は悪くなかった。FWを使うサインもあったが、ここはもう一度FWでガマンして行こうと考えたがうまくいかなかった。

――けが人が多くてゲームプランが大きく崩れているのか。
○佐野ヘッドコーチ
「雨という条件のなかではプランは狂ってはいなかった。中心となる、2、9、10の3名が変わっているが、それぞれ持ち味を出しているので彼らに良い経験をさせて、ヤマハの底上げを図ろうと思っています」


ワールド ファイティングブル、キッサーンヘッドコーチ(右)と舛尾キャプテン
ワールド ファイティングブル、キッサーンヘッドコーチ(右)と舛尾キャプテン
◎ワールド ファイティングブル
○デス・キッサーンヘッドコーチ

「今までのヤマハ戦は、接戦になっていました。今日は、このような天候のなかで賢くプレーができたと思います。相手のミスを誘うようなディフェンスができたと思っています」

○舛尾敬一郎キャプテン
「ヤマハとは点の近い試合をしてきたので、80分間、一秒たりとも集中力を切らさないように戦い抜こうと言って、ロッカールームを出てきた。トライはなかったがプランどおりの前に出るディフェンスができた」

――プランどおりとは、敵陣ならPKはゴールを狙うと決めていたのか。
○舛尾キャプテン
「そうです。今日は雨なので、ラインアウトでミスする可能性もあるので、PKで点を重ねるように考えていた」

――キックの多さはきちんと指示をした上でやったのか。
○キッサーンヘッドコーチ
「そのとおりです」

――このカードは、接戦が予想されていたが、今日一番苦しかったのはどこか。
○舛尾キャプテン
「ジョージ選手が抜けていた時間帯と残り10分のプレーでした。お互いに前に出たり、キックでぶつかり合ったり、ブレイクダウンも激しかったので辛抱した」


2005年10月9日

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