晴れ渡ったものの強風の冬空の下、5回目のトップリーグ岡山開催となった、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対福岡サニックスブルースの対戦は、試合開始より終始ゲームを支配した神戸製鋼コベルコスティーラーズが52対7で勝利し、引き分けを挟んでの連勝を維持した。
前半、神戸製鋼コベルコスティーラーズは風下に位置したが、福岡サニックスブルースの積極的な展開、継続ラグビーに対してしっかりと防御し、前半4分、8分、10分と連続してトライを決めて主導権を奪った。さらに前半35分、38分にもトライを決めて突き放す展開になった。
(前半終了31対0)
後半開始9分、神戸製鋼は、敵陣ゴール5m前の右中間付近のラックから展開し、左中間にFB正面がトライ、後半にSOグラントと交代出場した山本がゴールを決めた。
福岡サニックスは、後半16分に敵陣ゴール前の左中間付近のラックから、SH天本、後半出場CTBアヒオと展開し、左中間にトライ、SO金川のゴールも成功して7点を返し、反撃ムードを見せた。しかし、神戸製鋼の防御はその後も緩むことなく継続し、後半24分に敵陣ゴール前5m中央付近のスクラムからNo.8パスカがゴール中央にトライ(ゴール成功)、さらに後半27分に敵陣ゴール前30m中央付近のラックからBKに展開してWTB今村がトライ(ゴール成功)を上げて試合を決定づけた。
マン・オブ・ザ・マッチには、試合を通してリズムを創り出すパスさばきをし、勝利に貢献した神戸製鋼コベルコスティーラーズのSH猿渡 知が選ばれた。
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