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8節 マッチサマリー(キヤノン 25-36 ヤマハ発動機)

キヤノンイーグルス 25-36 ヤマハ発動機ジュビロ
【week8/2012年10月27日(土)/東京・秩父宮ラグビー場】

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リーグ前半の最終戦でどちらに勝利の女神がほほ笑むのか!!
どんよりとした曇り空の下でジャパンラグビー トップリーグ2012‐2013第8節が秩父宮ラグビー場で2試合行われた。
第1試合はキヤノンイーグルスvs ヤマハ発動機ジュビロの一戦が行われた。
ヤマハ発動機は、このゲームにSOで出場の大田尾竜彦選手が100試合出場のメモリアルゲームだけに、勝利で祝福したいところ。
ヤマハ発動機のキックオフで試合が始まった。

7分にキヤノンのCTB12番三友がペナルティゴールを決めて先制。3-0
17分にヤマハ発動機ゴール前5mの熱い攻防に両チームの応援団から「キヤノン」「ヤマハ」と応援合戦で盛り上がる中、18分SH9番福居がモールサイドを潜ってワンハンドでボールを持った手を思いっきり伸ばし、この試合初のトライを奪った。8-0
すぐさま、ヤマハ発動機が反撃に出る。19分、キヤノンのラインアウトをヤマハ発動機が奪って素早い球出しからWTB11番徐に渡り、左サイドにトライしてFB15番五郎丸がゴールを決め8-7。

26分にヤマハ発動機はサウのトライで逆転8-14。
32分、ラックから左へのパス回しで、最後はWTB11番徐が対面をフェイントでかわして左スミへ続けざまのトライで8-19。
35分、縦に抜けた選手にシザースして入ってきたCTB12番サウにパスが渡って中央へトライ。ゴールキックをFB15番五郎丸が決め、4トライのボーナスポイント1をゲットするとともにヤマハ発動機のペースへキヤノンが引き込まれているようだ。8-26
38分、左へのパス回しをキヤノンの選手がボールを叩いてカットするもこぼれ球をNo.8の19番モセがキャッチし、ノールックパスでLO5番トーマスにボールが渡り左サイドへトライをした。8-31

前半のヤマハ発動機は試合の主導権を20分過ぎから握っているだけにこのままのペースをキープしたいところである。逆にキヤノンは選手の入替えも含めて流れを変えたいところである。
後半はキヤノンのキックオフで始まる。

49分、キヤノンはFW2名とBK2名の選手を戦術的な入替えで勝負に出ると、51分ペナルティからのクイックスタートで最後はNo.8の18番ソンゲタがインゴールに飛び込んでトライ。CTB12番三友がゴールキックを決めて反撃開始の口火を切る。15-31

54分、ソンゲタの縦突破でゲインしたところでラックを作ってすぐに左に回してWTB22番トエアバが左サイドにトライし20-31。

61分、ヤマハ発動機の攻撃で左サイドから右へボールが流れ、WTB14番中園がダイビングトライで突き放す。20-36

78分、キヤノンのモールからの連続攻撃からPR1番菅原が執念のトライでボーナスポイント1を獲得し25-36と追いすがるが、時すでに遅し、無情にもノーサイドを迎えた。

キヤノンは前半で試合の大勢が決まったかに見えたが、後半うまく立て直しただけに前半の失点が大きかった。逆にヤマハ発動機は前半の得点に気が緩んだのか後半だけを見ると5-17と劣勢に追い込まれボーナスポイントを与えてしまった。勝っても反省点が多い試合になった。
この試合のマン・オブ・ザ・マッチは2トライをあげたCTB12番のマレ・サウ選手。

これでトップリーグ前半戦が終わり、トップリーグに上がったばかりのキヤノンイーグルスは2勝で10位と健闘している。上位チームとの試合もほとんど終わっているだけに今後どこまで勝利を積み重ねられるか、見ものである。
ヤマハ発動機ジュビロは現在4位でトップ4に食い込んでいる。上位の東芝とパナソニックとの試合があるだけにどちらかを破ってもう一つ上を目指したい。

日本代表戦があるので1ヶ月のウィンドウマンスに入りますが、トップイーストや大学対抗戦Aや大学リーグ戦などがあり、秩父宮ラグビー場を始めとして各地で11月もラグビーシーズン一色です。どうぞ競技場へ足を運んでください。よろしくお願いします。(奥山 禎晴)

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会見ダイジェスト
キヤノンイーグルス
永友監督(右)、和田キャプテン
永友監督(右)、和田キャプテン

■キヤノンイーグルス
永友洋司監督

「本日はありがとうございます。今日もたくさんのサポーターの皆様に応援していただき、その中で試合できる幸せを感じています。試合の結果は、非常に悔しいですね。前半は、キヤノンがすでにウィンドウマンスに入っているかのようでした。危機感、責任感、覚悟が全く見えませんでした。選手たちにはゲームも練習も、持っているものをすべて出しての結果なら受け止めると伝えていますが、非常に悔しいです。日本人の特性かもしれませんが、やられたらやり返す戦い方では勝てません。やられる前にやる意識でないと」

──リーグ前半戦を終わって?

「覚悟していましたが、勢いだけではだめだと感じています。勝つ文化、ウィニングカルチャーが、まだないと思います。選手は一生懸命にやっていますが、前半の出来には、合格点はあげられません。ただ、後半の出来には満足しています。そこは受け入れたいです。キャプテンのタク(和田拓)と一緒にチームをしっかり作っていきたいと思います。今は、一度崩れだすと止まらないという若さが出ています。前半の失トライで形を崩されたのは2本だけで、あとは選手が1対1の責任感をどれだけ感じられるかということです。どうしても、一人でラグビーやっているような選手がいます」

──この一か月は?

「まず、自分たちのラグビーをつくることに費やしたいですね。7節までの分析は終了していますが、今日も新たな課題が見つかったので。トップ4の仲間入りはなかなか厳しいです。トライを獲り切るラグビーをさらにレベルアップしていきたいと思います」

和田拓キャプテン

「今日の試合は、前半コミュニケーションが取れず、チャレンジャーである我々は、80分、集中力を保って戦わなければいけないのに、失点を重ねてしまいました。後半、トライが獲れただけに、悔やまれます。最初から全開で行かないといけないことを学びました」

──前半、立て続けにトライを獲られたが?
「ディフェンスは、まず、目の前の相手の数にこちらの人数を揃えられず、ズレ切ることもできませんでした。また、獲られたそのあと、集中力を高めていけないまま、すぐ、獲られてしまいました」

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ヤマハ発動機ジュビロ
清宮監督(右)、笠原キャプテン
清宮監督(右)、笠原キャプテン

■ヤマハ発動機ジュビロ
清宮克幸監督

「キヤノンさんとは、プレシーズンマッチをして、70-0で勝ったんですが、冗談で、永友監督に半分にしてほしいと言われました。今日はちょうど半分でしたね(苦笑)。前半は個人技でスコアできたが、後半はまったくいいところがない、ヤマハ発動機にとっては非常に残念な試合でした。選手は一生懸命やっているのですが、あれだけのパフォーマンスしかできない。今日は最低でしたが、最低の中で5ポイント取って勝っているのは、まあ、いいのかな‥‥。色々なところで出来が悪いので、11月の1か月で、何とかそこを詰めていけるようにしたいですね。今日の出来では、トップ4のチームとやったら、50点差で負けています。11月の過ごし方を、私に決意させたゲームでした」

──大田尾選手が100試合出場したが?

「プレーの揺れ幅が少ない選手です。今日もまあまあ、いつもどおり。全然良くはないが、悪くもない。でも、実は、それが一番難しいのです。コンスタントに出すことは難しい。そこが、大田尾の良いところじゃないですか」

──6勝2敗の成績については?

「神戸製鋼さんとパナソニックさんのどちらかには勝っておきたかったですね。6勝2敗、まだつながっているところじゃないでしょうか」

──11月の過ごし方とは?

「今日の選手の良くないプレーは、皆、やりたくてやっているわけではありません。ああするしかないように、されてしまっているのです。許容量を上げなければいけません。練習で、今日よりもキツい状況をつくらなくては。春とか、夏は、実はこうしたプレーは少ないのです。シーズンを重ねていくと、今日は連続4週目で、コンディションを考えて練習メニューを落としています。だから前半5分でアップアップしています。もう一回、エンジンを大きくしないといけません」

笠原雄太キャプテン

「セットピースとブレイクダウンのところで、課題が出た試合でした。唯一、勝って反省できることだけが収穫です。11月にしっかり練習して、もう一段階強くなり、東芝さんに挑みたいと思います」

──前半戦を終えて?

「上位チームに勝ちたかったですね」



2012年10月28日

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