ヤマハ発動機が地力の差をみせて連敗を2でストップ。九電は開幕7連敗
長いリーグ戦の中間となる第7節。開幕4連勝後の2連敗で、連敗を止めたいヤマハ発動機ジュビロと未だ勝利のない九州電力キューデンヴォルテクスとの対戦が10月20日秋晴れのヤマハスタジアムで行われた。約1か月ぶりのヤマハ発動機のホーム戦とあって、地元の熱烈なファンを含め3,211人が集まった。
試合は前半からヤマハ発動機が優位に試合を進める。
5分、敵陣ゴール前5m左中間のスクラムからサイド攻撃、ゴール前のラックから密集でボールを押込み、右WTBシアレ・ピウタウが右中間にトライ(G失敗)。
このトライで九電も反撃に移り、14分、センター右側のスクラムからBKの連続攻撃、九電のパスワークにヤマハ発動機のディフェンスが追いつくことができず、最後は左CTB島が左中間にトライ、同点に追いつく(G失敗)。
しかし、ヤマハ発動機は22分、SO大田尾の突進からの連続攻撃で、最後はFB五郎丸がラックのサイドを突きゴールポスト左にトライ(G成功)。さらに26分、ヤマハ発動機のラインアウトからの連続攻撃で、左CTBマレ・サウからのパスを受けた左WTBパトリス・オリビエがゴール左にトライして突き放す(G成功)。
九電も前半終了時のPGで加点するも、ヤマハ発動機の11点リードで前半が終了する。
後半に入ってからは、ヤマハ発動機がさらに地力の差を見せつける。
3分、ヤマハ発動機はHL中央からのスクラムから左に展開。交替したばかりの左WTB徐が自陣10mからタッチ際を走り切りゴール下にトライ(G成功)。15分には敵ゴール前5m左のラインアウトから、サイドの連続攻撃。最後はNo8フォラウ愛世が左中間にトライ(G成功)。
なおもヤマハ発動機の攻撃は続き、20分に九電のラックのこぼれ球をヤマハHO名嘉が拾い独走、捕まるもその後BKがオープンに展開し、左CTBマレ・サウがゴール下にトライ(G成功)。
さらに26分には敵陣ゴール前10mで得たPKをヤマハ発動機はスクラムを選択。疲れのみえる九電FWをヤマハ発動機が押し込み、最後は左FLモセ・トゥイアリイがラックのサイドを突き左中間にトライ(G失敗)。
そして35分、敵陣10m右側からのラインアウトの連続攻撃で右LOトーマス優デーリックデニイがゴールポスト左にトライ(G成功)、得点は50点の大台を超えた。
九電は再三攻撃を仕掛けるもヤマハ発動機の強固なディフェンスを突破することができず、ヤマハ発動機が地力の差を見せ大勝した。
この日のマン・オブ・ザ・マッチは、試合の大勝にマッチメイクで大きく貢献した、ヤマハ発動機SO大田尾が受賞した。
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