前節まで無敗と好調の両チームによる今季近鉄花園ラグビー場の開幕戦、穏やかな秋晴れの下、6000人を超す観衆が見守る中で静かにゲームが開始された。
前半は共にPGの応酬で、神戸製鋼SO森田とヤマハ発動機FB五郎丸の両ロングキッカーが着実にゴールを決める。試合が大きく動いたのは前半14分、神戸製鋼がゴール前10m中央付近のラックから右に展開し、13番 CTBフーリーがポスト右に飛び込んで初トライ、その後、両チーム1トライずつをあげて18-10と神戸製鋼のリードで前半を終える。
後半、先制したのはヤマハ発動機、再び五郎丸が左中間10m付近から長いPGを決める。しかしここからは神戸製鋼ペース。NO8マパカイトロ、CTBフーリーのロングゲインを足場に2トライ、1PGを追加し、ヤマハ発動機を突き放した。
最終スコアは13-33であったが、神戸製鋼の早いディフェンスがヤマハ発動機の出足を封じる場面が再三見られ、特にセットプレイ時の堅実な対応で、得点差以上にヤマハ発動機を圧倒したゲームであった。
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は神戸製鋼SO森田に贈られた。
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