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5節 マッチサマリー(NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ)

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス 23-15 NTTドコモレッドハリケーンズ
【week5/2012年10月6日(土)/東京・秩父宮ラグビー場】

NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ   NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ   NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ   NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ

昨年に続くNTTダービー、電光掲示板上部のフラッグは揺れていない。メインからバックスタンド側を見れば上空は白い入道雲、左サイドは黄色、右は赤に染まっている。昨年の観客数は8千人、今年は7千と少し遠慮はしたが開始から最後まで両雄に対する声援、どよめきとため息のたびに黄赤の団扇が振られた。

ドコモのキックオフを浅いパントで返したNTTコミュニケーションズシャイニングアークスは、NTTドコモレッドハリケーンズ4番土屋に、縦方向に一気に抜かれ左ゴールポスト付近まで押し込まれた。前半40秒モールがもつれたままNTTドコモ12番中矢がNTTコムに対して先制パンチのトライ。このトライでNTTドコモは試合の主導権を握った。
前半2分にはNTTコム12番土肥が脳振盪で交替。4分ファーストスクラムでNTTドコモのアーリーエンゲージから6分過ぎのPKまで連続プレーが続く。NTTコムは堪らずPGを狙ったが無得点。8番クレバーを軸に、縦方向にNTTドコモディフェンスラインを脅かすが前進はしない。NTTドコモペースは続いたが、19分自陣10m付近で展開したゆるいパスをNTTコム11番友井川がいい速度で縦にスイッチ、引き気味にディフェンスを張っていたNTTドコモが棒立ちになったところを独走(7-5)。さらに、32分NTTコムが右展開中、負傷交替の土肥と変わった21番小泉が後方から左側にスイッチして独走トライ。(14-5)

独走態勢になった直後の悔やまれるノッコン、ダイレクトタッチのミス等で攻守が変わる展開や戦略的にはあまり見えないキックもあったが、トリッキーで魅力的なパス、自身のハイパントを自らがキャッチ大きく前進する好プレーが2つ、縦に行くテンポの良い動きを繰り広げながら前半が終了。

後半も開始5分頃までNTTドコモペースで続くが、右中間ゴール前のラックで激しくサイドを突くもノッコンと、スクラムでのアーリーエンゲージでトライを逃し、13分のPGで17-5とされ、風向きが変わると思われた。しかし16分に15番ムリアイナの絶妙なパスキックがコム8番クレバーらの足元を抜け、最後までフォローに付いていた11番渡辺がゴール内で拾ってトライ、追いすがった。17-10。
NTTコムは後半ノートライ。23分PGで20-10とワンチャンスでは勝てない10点差にしたが、NTTドコモは29分にPKから得たゴール前左ラインアウトをドライビングモールに持ち込み回転を始めた直後、タッチ側に展開、待ち構えていた4番土屋に渡りトライ。(20-15)NTTコムを上回る3トライ目。しかしNTTコムの突破力はNTTドコモに勝り、大事なところで反則、33分には3PG目を決められ23-15。

どうしても4トライとしたいNTTドコモは、最後まで攻め、縦横にボールを展開し、39分頃には右ラインの端までボールが廻った。選手にはゴールラインが見えたであろうがバックスタンドのNTTコム応援団の目の前で落球。
NTTコムは「負傷等でメンバーが代わったにも係わらず戦略が変えられなかった予想外で今シーズンでは一番出来の悪い試合」と話す。ドコモは「立ち上がりが良く、修正すれば自分たちの試合は出来ると感じ取れ一歩前進した試合」と話すが、8点差で3トライではボーナスポイントは付かない。(長澤 孝哉)

会見ダイジェスト
NTTドコモレッドハリケーンズ
高野へッドコーチ(右)、清瀬キャプテン
高野へッドコーチ(右)、清瀬キャプテン

■NTTドコモレッドハリケーンズ
高野一成へッドコーチ

「NTTコミュニケーションズとの試合は、NTTダービーでもあり、厳しい、重要な試合となっている。前半立ち上がりすぐにトライを取れ、プラン通りにできたことは選手に感謝したい。結果としては負けとなったが、後半も最後まで、勝利あるいはボーナスポイントを意識できる接戦とすることができ、これまでの試合からアタックでのターンオーバーなどでの修正ができ、一応の前進ができた試合となった。また、多くのサポーターの方の応援をいただき感謝したい」

──今日の試合までの2週間ではチームの練習でどこに注力したか?

「これまでの試合でゲームプランやアタックへの規律が出せなかったが、FW・バックスで連携しボールを回せるようにすること、また、ディフェンスでも1対1で負けないことを目標にした。今日の後半はある程度修正ができた」

──3トライをとったが、ノーゴール。勝ち点も取れなかったが‥‥。

「4トライでのボーナスポイントを取ることを目標とした。ブレイクダウンで負けないことを意識したが、ターンオーバーされることが多かった。今後の修正課題にしたい」

──後半、ムリアイナの気持ちの入ったチャージ、好プレーからのトライもあったが‥‥。

「ムリアイナだけでなく、他のプレーヤーも皆、相手へのプレッシャーをかけ、チームを打開するきっかけを作るプレーを期待したい」

清瀬岳大キャプテン

「NTTコムのディフェンスがいいことは分かっていたので、ロースコアの接戦に持ち込みたいと思っていたが、最終的には8点差を詰め切れなかった。チームとしてはこれまでの試合より気力がある試合ができた。この試合をチームが変われるきっかけにしたい」

NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ   NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ   NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ   NTTコミュニケーションズ 23-15 NTTドコモ
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
林監督(右)、友井川キャプテン
林監督(右)、友井川キャプテン

■NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス
林雅人監督

「体調不良の選手などのアクシデントや、選手の予期せぬケガでの途中交替もあり、今年の中でも出来の悪い試合だったが、それでも負けなかったことがよかった」

──これからの1週間でチームとして修正したいことは?

「ディフェンスは良くなってきたが、アタックは良くなかった。後半のキックアンドランの使い方は悪かった。的を絞らせないアタックをしたい」

──試合前の相手チームの分析通りだったこと、また違っていたことは?

「NTTコムが走力で上回れるだろうと思っていたがこれは分析通り。引き気味のディフェンスに対し、タテに切り裂いていくアタックでは機能したと思う。プラン外であったのは、キックの使い方と、ケガ人などで布陣が予定から変わってしまったこと」

友井川拓キャプテン

「大勢のサポーターに来ていただき、プレーできたことを感謝したい。NTTドコモが勢いのあった時にはトライをいくつかとられてしまったこと、反省点としたい。しかし、今日のチームコンディションでも勝てたことはチームの地力がついてきたと思う」

──最初のトライとなったSO君島とのカットパスプレーについては? また、チームプレーヤー間のコミュニケーションはどうだったか?

「SO君島とのカットパスのプレーは、同じチームで長く一緒にやっているので、自然とできた。
チーム内でのコミュニケーションをもっと取ろうと思ったが、集まって話す時間もなかったこともあり、チームとしてのまとまった判断ができなかったことは反省点だ」



2012年10月8日

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