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4節 マッチサマリー(ヤマハ発動機 53-27 福岡サニックス)

ヤマハ発動機ジュビロ 53-27 福岡サニックスブルース
【week4/2012年9月23日(日) at 富山・富山県総合運動公園陸上競技場】

 
ラインアウト時のブラッドソーン(福岡サニックス) 五郎丸選手コンバージョン(ヤマハ発動機)

富山県で二度目の開催となるトップリーグが、秋の気配が感じられるようになった曇り空のもと開催されました。
前半11分、サニックスは、敵陣でハイパントのキャッチミスをターンオーバーし、外へ素早く展開、先制トライをあげた。ヤマハも前半14分、マレ・サウの突破から素早く展開し、ジェリー・コリンズが右へロングパス。パスを受け取ったWTB中園選手がすぐにトライを取り追いつきました。
その後、サニックスはペナルティの反則を繰り返し、優位に試合を進めたヤマハが29分中園、33分宮澤のトライと五郎丸のPG、Gで前半から25-8とリードします。

後半4分、サニックスは、ゴール正面のラックによる攻撃から5番マヘトゥビが後半最初のトライを取り、ゴールキックも成功します。そして、カーン・ヘスケスがピッチに登場し、反撃の準備を整えました。しかし、ヤマハは、マレ・サウの突破から、オリビエ選手へ繋ぎトライを重ね、突き放します。サニックスも後半31分からヘスケスが立て続けにトライを二本重ね、会場も大いに盛り上がります。しかし、ヤマハは37分にオリビエがトライを取り、五郎丸もGを決め、53-27で勝負を決めました。
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)は、攻守にわたり活躍したヤマハ(6) ジェリー・コリンズ選手が受賞しました。(富山県ラグビー協会 中村淳一)

五郎丸選手突破(ヤマハ発動機)
会見ダイジェスト
福岡サニックスブルース
藤井監督(右)、濱里ゲームキャプテン
藤井監督(右)、濱里ゲームキャプテン

■福岡サニックスブルース
藤井雄一郎部長兼監督

「調子の良いヤマハ発動機なので、食らいついていこうとしたが、最後、力で押し切られた。チームはリズムに乗りきれない状態だが、選手は少しずつ成長している。選手もコーチも負けた中で何かを学んで、次につなげたい」

濱里周作ゲームキャプテン

「前半我慢して後半逆転するプランだったが、自分たちのミスからトライを取られてしまった。後半もトライを重ねられてしまったのでそこを修正したい」

──大量失点が続く原因は?

藤井監督
「戦える部分を探しているが、点を取られるとラインを下げてしまう。そこに原因があるので、徐々に良くなることを願っている」

──ヤマハ発動機のスクラムの感想は?

藤井監督
「前半は思った以上によく止めていた。フロントローをこまめに変えて受け流していた。スクラムトライを取られなかったので、そこは評価できる」

──トライを取られたのは?
藤井監督
「力の差」

岸選手トライ(ヤマハ発動機)
 
ファラウ選手突破(ヤマハ発動機) ヘスケス選手トライ(福岡サニックス)
ヤマハ発動機ジュビロ
清宮監督(右)、大田尾 竜彦主将代理
清宮監督(右)、大田尾 竜彦主将代理

■ヤマハ発動機ジュビロ
清宮克幸監督

「開幕4連勝で第一クールを終えることができた。課題もあるが、勝ち点5を取り、富山のファンに良いラグビーを見せることができた」

大田尾 竜彦主将代理

「前半からブレイクダウンにプレッシャーをかけていこうと話をし、ゲームに臨みました。少し不満は残るが、結果には非常に満足しており、良い第一クールだった」

──改善するべき点、不満がある点を具体的に。

清宮監督
「一人一人の個性、持ち味を出せていない。点数が開いたときのゲームマネジメントに問題がある。サニックスにボーナスポイントを与えてしまった」

大田尾主将代理
「敵陣22mに入ったときにFWのモールで点を取れなかった。後半、プレーが軽くなっていることに不満が残る」

──SH矢富選手の怪我で、今後SHは? 曽我部選手を使い続けるのか?

清宮監督
「はい。今後も、曽我部を9番10番のリザーブで使います。公式戦でSHで起用したことがなかったので、試したかった」

──マレ・サウ選手について?

清宮監督
「前半(チームは)流れに乗れていなかった。後半、自陣から彼がラインブレイクしたことが今日の勝因」

──次節、神戸製鋼戦について?

清宮監督
「一つ一つがんばる。外国人二人などタレントがそろうBKへのディフェンスがポイント。ただ、対神戸製鋼ではなく、ヤマハ発動機のラグビーをする」

 
ソーン選手ヒット(福岡サニックス) オリビエ選手トライ(ヤマハ発動機)
ゲインするサウ選手(ヤマハ発動機)
 
マン・オブ・ザ・マッチ、コリンズ選手 日本ラグビーフットボール協会・森会長挨拶
 
福岡サニックスチーム写真 ヤマハ発動機ジュビロチーム写真


2012年9月26日

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