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プレーオフトーナメント開催発表記者会見レポート

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パナソニック ワイルドナイツ 中嶋則文監督

「リーグ戦の最終節では、東芝さんに対してふがいない戦い方をしてしまい、ファンの皆さんに対しても申し訳ない試合展開になってしまいました。プレーオフトーナメントでは、これぞプレーオフ、これぞラグビーなんだという激しい面を見せて、全力で戦いたいと思います」

東芝ブレイブルーパス 和田賢一監督

「本日はお越しいただきありがとうございます。我々は今年のスローガンを『Break Through』として、原点のブレイクダウンに集中して取り組んできました。我々のプレーで、ラグビー熱を昨年のワールドカップと同じくらい、プレーオフトーナメントという舞台で盛り上げていきたいと思います」

リーグ戦の最終節でも対戦したばかりの両チーム。最終節では東芝ブレイブルーパスが25-59で勝利を収めていますが、プレーオフセミファイナルでは東芝が連勝するのか、パナソニック ワイルドナイツがリベンジを果たすのか。注目の戦いは2月19日(日)秩父宮にて12:00キックオフです。

パナソニック ワイルドナイツ 中嶋則文監督   東芝ブレイブルーパス 和田賢一監督
パナソニック ワイルドナイツ 中嶋則文監督
東芝ブレイブルーパス 和田賢一監督

サントリーサンゴリアス エディー・ジョーンズGM兼監督

「今年はタフなシーズンでケガ人も多く、ブレイクダウンの攻撃でも苦労することがありました。その中でプレーオフに残れたことを嬉しく思います。ケガから復帰する選手もいるので、ここから先は我々のベストプレーをお見せしたいです。3チームのことは尊敬していますし、特にNECさんは成長度の高いチームだと思っています。セミファイナルの80分間は、我々がこのシーズンの中でも最も素晴らしい80分間になるように、今日もこの後に練習があるのですが、厳しくやっていきたいと思います」

NECグリーンロケッツ 岡村要ヘッドコーチ

「本日はありがとうございます。サントリーさんからのお褒めの言葉、ありがとうございます(笑)。プレーオフトーナメントになってからの進出は初めてです。一試合一試合、『BIG HEART』(今年のスローガン)で戦ってきてここまで来られたことを嬉しく思っています。段々、プレーオフの顔ぶれが決まってきている中で、出られることは日本のラグビーにとっても良いことなのかなと思います。我々はこの中でどう見てもチャレンジャーですので、NECらしく『BIG HEART』でチャレンジャーらしく、(NECの)伝統でもあるディフェンスで誇りを持って戦いたいと思います。見に来ていただいた方の心に残る試合をしていきたいです。よろしくお願いします」

サントリーサンゴリアス エディー・ジョーンズGM兼監督   NECグリーンロケッツ 岡村要ヘッドコーチ
サントリーサンゴリアス エディー・ジョーンズGM兼監督
NECグリーンロケッツ 岡村要ヘッドコーチ

プレーオフ常連のサントリーサンゴリアスと同初進出のNECグリーンロケッツと、好対照な両チーム。決勝進出を果たすのはリーグ戦1位の貫録を見せるサントリーか、実力派ルーキーを多く擁し勢いに乗るNECか。目が離せない戦いは2月19日(日)秩父宮、14:00キックオフです。

以上、パナソニック ワイルドナイツ対東芝ブレイブルーパス、サントリーサンゴリアス対NECグリーンロケッツのそれぞれの勝者が、トップリーグ チャンピオンの称号をかけて2月26日(日)14:00より東京・秩父宮ラグビー場にてファイナル(決勝)を戦います。

続いて、4チーム各監督からのコメント終了後は、ラグビージャーナリストの村上晃一さんをゲストMCにお迎えして、質問していただきました。

Q. 村上晃一氏 「東芝とパナソニック、それぞれ要注意だと思う選手は?」
A. 中嶋則文監督 「全員です。コンタクトに強い選手がそろっているので」
A. 和田賢一監督 「全員です。中でもマイク・デラーニ選手、堀江翔太選手はペネトレーター。タックルも質が高い選手がそろっていると思います」

Q. 村上晃一氏 「東芝は、リーグ戦ではあまりPGを狙わない戦い方だったが、プレーオフでは戦い方を変えることは考えていますか?」
A. 和田賢一監督 「もちろん、プレーオフでは戦い方を変えなければいけません。当日、体を当てた感じで豊田(真人主将)に任せようとは思っています」

Q. 村上晃一氏 「中嶋、和田両監督、お互いの印象は?」
A. 和田賢一監督 「私がテクニカルコーチ時代、同時期に中嶋さんはテクニカルをやられていたのでよく話をしたのですが、緻密で分析もかなりされていると思うので恐いですね。今回も色々考えているんじゃないかと思います」
A. 中嶋則文監督 「自分のやっていることに対して、すごく信念を持っていらっしゃる方だと思います。僕は、和田さんが思っているほど何も考えてないですよ(笑)」

Q. 村上晃一氏 「(パナソニック、東芝)それぞれ、プレーオフに向けた抱負をお願い致します」
A. 中嶋則文監督 「これ以上ないというくらい、出し切ってもらいたいですね。東芝戦は肉体的にもダメージが大きく、つらい試合だと思いますが、選手たちにはやり切ってもらいたいです」
A. 和田賢一監督 「目の前のプレーに没頭して、タフなメンタルを持ってやり切りたいです。80分間、オールアウトしたいと思います」

Q. 村上晃一氏 「サントリーの印象はいかがですか?」
A. 岡村要ヘッドコーチ 「スピードはトップリーグの中でも一番ではないでしょうか。アタックのメンタリティーも高い。みんなのベクトルが一つになったアタックは脅威です。それをいかにディフェンスで食い止められるかだと思います」

Q. 村上晃一氏 「サントリーは、ケガ人が戻ってくるとおっしゃっていましたが?」
A. エディー・ジョーンズGM兼監督 「竹本隼太郎キャプテンや小野澤宏時選手は、戻ってきますよ」

Q. 村上晃一氏 「NECに対しては、どのような戦い方が大事と考えていらっしゃいますか?」
A. エディー・ジョーンズGM兼監督 「我々はアタッキングチーム、NECはディフェンスのチームと思っています。そのディフェンスを特に意識して戦っていくつもりです。それに加えてNECのアタック力にも気を付けなければなりません。田村優選手という素晴らしい新人などもおりますし、ニリ・ラトゥ選手や、ネマニ・ナドロ選手のスキルは素晴らしく高いと思います。そういった選手にいかに注意するか、ナドロ選手をいかに抑えるか。まだ彼(ナドロ選手)本人にとっても今後のためにプレッシャーがかかってくると思うので、いかにそこに付け入るかだと思います」

Q. 村上晃一氏 「サントリーで要注意だと思う選手は?」
A. 岡村要ヘッドコーチ 「やはりジョージ・スミス選手。リーグ戦でも彼が独立しないように気を付けてはいたが、それでも5本くらいジャッカルでいかれて、そこから取られたことがありました。他にマークしなければならないのは、エディー・ジョーンズ監督です(笑)。分析などもすごくしていらっしゃるし、プレーオフではどのようなことをしてくるのかな、と思います」

Q. 村上晃一氏 「岡村ヘッドコーチの印象は?」
A. エディー・ジョーンズGM兼監督 「この記者会見が始まる前に、岡村ヘッドコーチとジョージ・スミスのジャッカルのテクニックについて話していました。彼(ジョージ・スミス)には、次の試合でもしっかりやるようにと言っておきます(笑)。NECはトップリーグの中でも一番フィットしているチームだと思います。そうしたチームをまとめている岡村ヘッドコーチはもちろん優れたヘッドコーチだと思いますし、彼らに勝つにはしっかり戦わねばなりません」

Q. 村上晃一氏 「(サントリー、NEC)それぞれ、プレーオフに向けた抱負をお願い致します」
A. 岡村要ヘッドコーチ 「泥臭く体を張って、戦っていきたいと思います。次の試合のことは考えていません。サントリーさんに今シーズンの全てをかけてやっていきたいと思います」
A. エディー・ジョーンズGM兼監督 「まずは、NEC、岡村ヘッドコーチに敬意を表したいと思います。我々は今シーズン、まだベストプレーをしていません。そのためには一番いい練習をしなければなりません。いいラグビーをしたいと思いますので、全力を尽くしたいと思います」



2012年2月14日

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