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ジョーンズ監督(右)、畠山ゲームキャプテン
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◎サントリーサンゴリアス
○エディー・ジョーンズGM兼監督
「今日のパフォーマンスにはがっかりしています。結果は良かったですが。最後の10分間、落ち着いてプレーできましたし、明らかにサントリーが勝つと感じ取れました。まだ、我々はベストではないので、準決勝、決勝と進化していきたいと思います」
──ベストとの差は?
「特に今日のフェイズパフォーマンスの精度が低いですね。パスもシャープでないですね。それを修正したいと思います。今シーズンはメンバーをミックスさせてきましたが、これからはベストメンバーを選んでいきます。コンビネーションもフィットせず、トゥシ・ピシ選手とニコラス・ライアン選手も小さいところがうまくいっていませんでした。良いこととしては、やり続けて、良い結果が得られたことですね」
──上回った部分は?
「得点が取れたことだけ(笑)。最後のセットプレーは良かったですね。60分くらいからスクラムも押されなくなったし、ラインアウトも同じです。いつもラグビーの試合を本に例えるのですが、最初と最後が大事です。神戸製鋼さんは中盤が良かったけれど、途中が良くても最後が良くなければ、そんな本は捨ててしまいますよね」
──やりたいラグビーができないグラウンドコンディションでは?
「グラウンドは問題ですが、選択肢がありません。今日は東芝戦のときよりは良かったです。試合の展開が遅くなるのは、日本のラグビーのためには良くないですね」
──選手のコンディションは?
「金井健雄選手がもうすぐ復帰するし、小野澤宏時選手、竹本竜太郎選手と重要な選手が戻ってきます。剛(有賀選手)も復帰して3試合目ですから、良いパフォーマンスをしてくれるでしょう。今シーズンは本当にタフなシーズンです。5試合連続で行うのは日本初ではないでしょうか。選手のマネジメントが大変です。今日は良い感じで試合を終えることができました」
──リーグで1位になるとセミファイナルの1試合目、2試合目を選べるオプションがあるが?
「日曜日、14時からプレーしたいですね。温かい天候になるのを願っています。二週間後、25000人の方が来て下さることは分かっています」
──東芝に負けてチームで変わったことは?
「我々の態度が変わりました。今シーズンは、いろいろと試しながらやってきましたが、さらにサントリーの強みを生かしたボールキープとボールを動かすラグビーをしていきます。福岡サニックス戦で自信を得ることができました」
○畠山健介ゲームキャプテン
「勝ったことだけが良かった試合でした。内容は満足できてはいません。セミファイナルまで頑張ってベストのパフォーマンスを引き出せるよう修正したいと思います」
──神戸製鋼はベスト4になれなかったが?
「ボーナスポイントを取れば、神戸製鋼さんがトップ4になることはもちろん分かっていました。特別視することなく、こちらのアグレッシブ・アタッキングラグビーを心がけようと臨みました。神戸製鋼さんが大きなFWでプレッシャーをかけてくることは分かっていましたので、我々がやりたいラグビーをやろうとしました」
──モールを押し込まれたが?
「大きいFWで神戸製鋼さんがそれを生かしてくるとミーティングでも話し合っていました。だが、思った以上にプレッシャーを受けました。グラウンドも悪かったけれど、修正しなくてはいけません」
──攻め込んだチャンスでターンオーバーされたのは?
「僕らがパフォーマンス的に出し切れていないために、チャンスにターンオーバーされてピンチになりました。ブレイクダウンで外に出せていれば得点できるケースでしたが、相手も必死です。ターンオーバーされるのは、出し切れていないせいです」
──ディフェンスの出来は?
「(頭を打って)よく覚えていません(笑)。仲間が相手チームにトライをさせないセーブを何回も見せてくれています。フーリー・デュプレアやジョージ・スミスが良いお手本を見せてくれているので、若手にも刺激になっていて、そういうスピリットが根付いてきています。ハードワークですが、ピンチの時にしっかり戻る意識は僕が入ってきたときはなかったので、タフなチームになってきたと思います」
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