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和田監督(右)、豊田キャプテン
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◎東芝ブレイブルーパス
○和田賢一監督
「本日はありがとうございます。多くの皆様に来場していただき、寒い中、チームの力になって下さったことに感謝申し上げます。ありがとうございました。タイトなゲームになると選手には言い続けてきました。去年、日本選手権準決勝で終止符を打たれた相手ですので、相手の時間帯でいかにタフになれるかが勝負だと言ってきましたが、一つ一つのブレイクダウンで勝つことができたのが勝因だと思います」
──すでに2週間後のマッチが試合前に決まっていたが?
「セミファイナルの相手がどことか、相手のメンバーとか、選手にはまったく言っていません。目の前の試合に全力で臨むことだけでした」
──2位と3位の間でアドバンテージがないが?
「まったく関係有りません。プレーオフというステージに行ける、試合ができる。その相手がパナソニックさんということだけです。再来週はどうなるか分かりません。しっかり臨むしかありません」
──2位とはいえ、サントリー、パナソニックを破っているのは東芝だけだが?
「やってきたブレイクダウンに手応えを感じています。ただ、確かにサントリーさん、パナソニックさんには勝っているものの2位ですから、まだ、成長する余地はあると思います。もっと立って、ボールを動かすラグビーをしていきたいと思います」
──立ち直りのきっかけは?
「12月の2敗が大きかったが、サテライトでのクボタ戦でBチームのメンバーが、今私たちのやっている戦い方をしてくれました。そのことがきっかけと言えると思います」
──昨年は2週間前に勝って、逆にやられたが?
「去年の、『1位通過しながらのセミファイナルの敗戦』という教訓を生かしてやっていきたいと思います。今日も最後の10分間で、たくさんトライを獲られています。締めるだけでなく、何を準備するか整理してやっていきたいと思います。例えば、ボールを動かす、ここぞというタイミングでスローボールになっています。もっとナチュラルに動かして良いですね。僕らはシーケンスのラグビーではないので、ペネトレーターだけでなく、フロントローもアタックに行けるような精度を高めたいと思います」
○豊田真人キャプテン
「まず、初めに、観戦された多くのラグビーファンの皆様に感謝いたします。去年の終止符を打たれたリベンジということで、チームの中でもすごく気合いを入れて臨んだ試合でした。勝てたことはすごく良かったですが、後半の最後に5トライ目を獲られた時、もう一回リベンジしなくてはと感じました」
──第一試合の結果は気にならなかったのか?
「正直、どっちが勝ったか知らなくて、あれ、一位通過ではないのかとがっかりしました(笑)。サントリーさんが勝ったのを聞いて、ショックでした」
──キャプテンが前へ出られるようになったきっかけは?
「僕一人でなく、今日は15人全員がボールを持って前へ出ようとしました。決まった選手がいるわけでなく、とにかく15人全員が同じ意識をもったことがこの結果につながりました。12月の2敗で、自分自身の中にも、考えすぎず、持っているものを100%出そうという考えが生まれました」
──サントリーのアタックする戦法に対して勝ったが?
「手応えはまだつかんでいないと思っています。僕たちのできるラグビーはああいう形のラグビーです。一人一人がやり抜くタフさを身に付けたいです」
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