ブルーを基調に紺のジャージーのクボタ、エンジの九電、この対戦を近鉄花園ラグビー場で観るのは2008年2月3日以来で、その時は20-27でクボタに軍配が上がった、トップリーグ復帰を目指したどちらも負けられない一戦。
九電のKOで始まる、立ち上がりから激しく、早くボールを動かす九電のペース、クボタ陣でゲームは進む、9分にクボタが自陣での反則、ゴール前30m左中間のPGを九電の12番ドウェイン・スウィー二ーが決めて3点先取、16分には逆にクボタがゴール前30mのPGを10番森脇秀幸が決めて追いつく。その後28分にクボタがゴール前右中間ラックから右へ出し14番阿部博典が右隅にトライ、ゴールも決まり3-10とする、九電は34分にゴール前右中間の5mスクラムを押しこみ8番進藤猛が押さえる、こちらもゴールを決め10-10で前半を終える。
後半、風上に立ったクボタはキックを使い相手の裏へ出ようとする。3分にゴール前左中間のラックから15番伊藤有司がトライ、さらに18分にはゴール前左隅から10番森脇が右へ大きくキックパス、これを8番ジョシュア・フィマオノがキャッチし右隅へトライ、10-28と九電を引き離す。
28分には九電14番早田健二が右隅にトライを決め逆転に望みをつなぐ。九電としては有利なスクラムを攻撃の起点としたいところだが、相手陣に入るもミスや反則でチャンスを作り出せない。逆にクボタのここぞという場面でのディフェンスの集中やプレッシャーが光った。クボタとしては九電の早い攻撃と低く鋭いタックルにてこずった場面もあったが、ボールキープの時間とキックの巧さで九電を上回った。
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