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トップリーグ入替戦(秩父宮)会見レポート リコーブラックラムズ42-7豊田自動織機
◎豊田自動織機
○クリス・ミルステッド ヘッドコーチ
「まるでデジャヴ。去年も入替戦で負けて、ここ(記者会見場)でしたね。今年のチームはレベルアップしてきました。来年、またここで同じ話をしないようにしたいです。急には力はつきませんから、毎日の練習で個人個人が少しずつレベルアップしていけばトップリーグに昇格できると思います。自信がなかったらコーチはやりません。もう一度来年、織機はトップリーグ昇格だけでなく維持できるチームを作らなくてはなりません。チャレンジシリーズでセットピースからのボール獲得の正確さなど、ウチの足らないところが見えて来たので来年は頑張ります。今、足りないのは、体の大きさ、体力的な部分もあります。1月までは、それほど大きい相手と試合しませんので見えていませんでした。また、セットピースやメンタルの部分、状況判断、ゲームメイクもまだよくないです。ナンバー8のマークは引退してオーストラリアに帰ります。今、彼に代わるバックローを探しているところです。ウチの会社のサポートもありがたいし、最後まで声を出してくれた応援の皆様に感謝したいと思います。」
○三治清敬キャプテン
「前回の入替戦でのセコム戦と同じような感じです。多くのけが人が出て、メンバーがなかなか揃わない中、一生懸命練習してきた今まで出られなかったメンバーが生き生きやって、Aチームと遜色ない良いプレーをしてくれたのが大きな収穫でした。リコーさんは一枚も二枚も上手でした。さすがにトップリーグでいくつか勝ち星を挙げているだけあって、ディフェンスもアタックもコンタクトゾーンで激しいプレーをしてきました。僕たちもそこで勝てないと勝機が見出せないと感じました。また、率直に言ってモールは去年は押し返せたのですが、今年のリコーさんはモールからのアタックパターンが戦術の一つで、去年より数段力強く、一番こちらに響いたと思います。良い練習材料を得たので持ち帰り、レベルアップしてまた帰ってきますのでよろしくお願いします。」
豊田自動織機、右からミルステッドヘッドコーチ、三治キャプテン
◎リコーブラックラムズ
○平岡正樹監督
「まず、一年間お世話になりました。豊田自動織機さんが対戦相手と決まってそのあと今日のために合宿をして準備しました。リコーとして、今までやってきたことをしっかりやって、その中で対織機対策をしようとしてきました。自分たちのスタイルで勝ってさらにトップリーグで成長を図っていくというつもりでした。気持ちが結果を左右しますので、しっかり持って、この試合の壁にぶつかって行こうとしました。月曜にメンバーを発表しましたが、それ以外の選手が率先して仮想織機としてラインアウトを跳んでくれたりしました。オズボーンが怪我で出られず、キャプテンも出ないという状況でしたが、その中で臨機応変にコミュニケーションが取れてチームとして80分戦えたのは成長でした。ラインアウトからモールとペースをつくったり、敵陣で戦うというプランが守れたりしましたし、ディフェンスでもセンター、ハーフがシステムを判断してコミュニケーションがよく取れていました。勝負は来年ですので、頑張っていきたいと思います。」
○月田伸一ゲームキャプテン
「入替戦が決まってから、メンバー、選手がもう一度合宿してよいモチベーションで臨むことができました。来年のトップリーグに向けて気持ちを切り替えていこうと思います。
(なかなか勝てない悪循環はどうしてかという質問に)難しい質問ですね。やっている中で継続することが大切です。日々の練習で精度を上げて、ゲームの中でいかに自分たちの良い時間を継続するかです。僕自身感じていることは、最初15分から20分は良いが、その先、いかに良い状態を続けてゲームしていくかということです。勝っていかないと、それを越えることは難しいと思います。今年は良い出だしだったのですが、ちょっとつまずいて、悪い方、悪い方へ行ってしまったので、続けて勝つことが大切だと思います。選手一人一人の差はそれほどないので、チームとしてやることを決めて選手が忠実にそれをできるチームが強くなれると思っています。」
リコー、右から平岡監督、月田ゲームキャプテン
2005年2月13日
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