パナソニック ワイルドナイツ 25-19 ヤマハ発動機ジュビロ 【week9/2012年1月9日(月) at 群馬・太田市運動公園陸上競技場】
○大田尾竜彦ゲームキャプテン 「自分達が用意してきたものは出せたと思うが、後半のあたま10分に集中力を欠いた時間帯をつくってしまったことが悔やまれる。また、その時間帯に流れを持っていけるパナソニックさんの試合巧者ぶりを感じた試合。ブレイクダウンにしてもスクラムにしても接点の部分では互角にやれていたので、これを自信にしてリーグ戦の残り4節を戦っていきたい」 ──実際に戦ってみて、パナソニックの強さとは? ○清宮監督 「去年まではトニー・ブラウンやコリニアシなど“顔が見える選手”がいたが、今年はそういう選手が目立たなくなった。全員が機能することで個性が薄くなってきた。チームとして出来上がってきているという印象がある」 ──接点の部分はヤマハが勝っていたが想定していたか? ○清宮監督 「想定通り。勝っている部分があることはわかっていた。駒不足もあり取りきるところまで力が及ばず、“出口の扉に手がかからなかった”試合だった」
○堀江翔太ゲームキャプテン 「前半は自分達のミスでリズムがつかめない中でよく我慢ができたので、その我慢が後半に生きたと思う。マイク(デラーニ)がうまくスペースを見つけて行ってくれたので助けられた。ホットゾーンをヤマハさんに突かれてゲインを切られた場面があったのでそこを修正して次のトヨタ戦に臨みたいと思う」 ──ブレイクダウンで、ヤマハのどの部分が上回っていた? ○堀江ゲームキャプテン 「ブレイクダウン自体というよりも、自分達がラックの近場にすき間があることをうまく分析されてそこを食い込まれていた感じ。前半からそれを感じていたのでFW全員に声をかけ、後半には修正できた。常に意識していたことではあったが、年明けの試合で多少薄れていたかもしれない。他に反省する点もあって次につながる試合ができたと思う」 ○中嶋監督 「私たちのディフェンスは、そこにこだわることなく幅をもって広いゾーンで守るシステム。その中での動き出しやもう一つ仕事をしないといけないところで、前半は若干うまくいかなかったが、それを堀江を中心に選手がうまく修正してくれた」 ○堀江ゲームキャプテン 「相手の攻撃の意図は前半ですぐに解ったが、試合中に修正するというのはなかなか難しくそこを突かれた。よく我慢できたと思う」