トヨタ自動車ヴェルブリッツ 45-7 Honda HEAT 【week2/2011年11月5日(土) at 愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場】
後半はトヨタ自動車が開始早々からホンダ陣に入り、モールを使いながらゴール前に攻め込む。そして、4分にトヨタ自動車がキックのカウンター攻撃からトライをあげたことで一方的なペースになるかと思われたが、トヨタ自動車がシンビンで一人少ない状況をうまく使ってホンダがトライ。これをきっかけにホンダが勢いを取り戻すかと思われたが、ミスで勢いに乗りきれず。その後はトヨタ自動車がブレイクダウンの優位性を生かし、FW・BK一体となった攻撃で3トライをあげて突き放し、最終的には45-7で勝利を収めた。トヨタ自動車の攻撃ラグビーが目立った試合であったが、ホンダも最後まで切れずにディフェンスをしたことで、内容的には締まった試合であった。マン・オブ・ザ・マッチはトヨタ自動車のFLヘイデン・ホップグッド。(大林直之)
○田中貴士主将 「悔しいです。この気持ちをリコーブラックラムズ戦にぶつけたいと思います」 ──ミスはあったが一番の誤算は? ○上野監督 「ディフェンスで止められませんでした。トヨタ自動車のペースで進み、ターンオーバーも多かった」 ○田中主将 「ディフェンスで食い込まれました。セットは悪くなかったです」 ──スクラムのコラプシングが多かったが? ○田中主将 「ヒットで勝ってと思っていましたが、自分達のスクラムを信じるしかないです」 ──ブレイクダウンの感触は? ○上野監督 「負けています。あせって軽く球を扱っていました」
○上野隆太主将 「開幕戦に続き雨にもかかわらず応援いただきありがとうございました。先週できなかったトヨタ自動車のアタッキングラグビーができました。やっとリズムができたと思います」 ○北川俊澄選手 「本日はありがとうございました。入社9年目、今まで支えてくれた監督はじめチームメイトに感謝したいと思います。波を乗り越え100試合したことは自信になります。150試合を目指したいです。今週の勝ちからもっと学び、NECグリーンロケッツに勝ち優勝を目指したい」 ──ワールドカップから(北川選手が)帰ってきて得たものは? ○朽木監督 「北川のモール、ラックに入る数はダントツ。人間性、メンタルが伸びました。あたふたしない、図太くなったと思います。良くキャプテンをサポートし、声をかけています」 ──波があるとは? ○北川選手 「今は良い状態です。どれだけ継続できるかです」 ──ワールドカップに行ったことはトヨタ自動車に還元できている? ○北川選手 「ワールドカップのプレッシャーに比べたら分かりやすいと思います」 ──この1週間での修正は? ○朽木監督 「反省とか悔いることはなかったです。ミスがはっきりしているので。中5日と短かったがトヨタ自動車のクオリティの高さと攻撃をよみがえらせることができました」 ──会社に掲げてあるアライブとは? ○朽木監督 「トヨタ自動車が攻撃チームとしてよみがえること。生まれ変わるぞという気持ちです」 ──この1週間でキャプテンとして考えたことは? ○上野主将 「FWの攻める意識と動きだすことを重点で修正しました」 ──先週と同じBKメンバーなのはなぜか? ○朽木監督 「80分間トヨタ自動車の良さを出すためです。前半は両外国人のキープ力。後半はボールコントロールの良いSOオレニ・アイイ選手。先週、SO黒宮裕介が調子を落としていたが、良さを分かっているので。チーム内での競争力も上がりました。今週は両CTBの良さを引き出していました。しかしゲームコントロールはまだまだです」